"Within This Stone" Ziv Ravitz

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Ziv Ravitzの名前が自blogに出てくるのは、2008年のOmer Kleinのデビュー作 "Introducing" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a53868097.html )でした。
参加作は多数(Shai Maestro, Yaron Herman, Oded Tzur等々)出てくるのですが、リーダー作は2019年になってから初めて紹介しています。
そのリーダー作ですが、公式な情報がなく全貌が良くわからないですが、2012年の"Images from Home" (https://www.amazon.co.jp/dp/B00332DLHG )が初リーダー作で本作を含めて全部で3枚出ているってことで良さそうです。

本作は、Lionel Louekeとのデュオで、イスラエルとアフリカのデュオという様相を呈していることになる。
ジャケットも野性味あふれる写真を採用していることも含めて、どんなサウンドが飛び出してくるか興味津々で購入に及んでいる。
Ziv Ravitz(Ds)、Lionel Loueke(G)

演奏曲は以下のとおりの8曲。クレジットの記載はなかったがたぶん両者のオリジナルってことで良いと思います。
1. Chant
2. Shadows On The Wall
3. Peire Aussane
4. Malika
5. In 2 It
6. Lullaby For Emma
7. Aziza's Dance
8. Vi Gnin

最初サラッと通しで聴いた時にアフリカな気配を感じたが、しっかり聴いてもしっかりアフリカンなサウンドでした。
冒頭曲で低音基調で奏でられるドラムがアフリカンな雰囲気をがっつりと感じさせ、途中で入るボイスがその雰囲気を増長させる。
ギターのカリンバ調の音色、さまざまなパーカッションを駆使した特徴的なリズム、さらにボイスと曲によって濃度は異なるがアフリカンな雰囲気をしっかりと醸している
4曲めではディストーションのかかったギターがロック色が強くて良いアクセントに、5曲めではギターシンセでさらに一段と雰囲気を変化させる。
アフリカンではあるが陶酔に至るまで延々と同じリズムを繰り返すようなことはなくライブ収録というのも相まってだと思うが、しっかり展開のある構成で盛り上がり感のあるサウンドが非常に聴いてて気持ち良い。

ベストは7曲め

"Within This Stone" Ziv Ravitz (https://www.amazon.co.jp/dp/B0BF31GMRR/ )

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