"Winds Of Change" Billy Childs

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Billy Childsのリーダー作を聴くのはこれが2枚め。前作の紹介は以下の通りで約9年前でした。
本作までの間に複数枚のリーダー作が出ていて、検索したジャケを見ると記憶に結局購入には至らなかったようです。
本作はメンツが豪華だったのであまり迷わずに買いを決めています。

そのメンツは以下の通り、Ambrose Akinmusireをフロントに据えたワンホーンカルテット。
しかもリズムも名手を揃えているというもの。
Billy Childs(P)、Ambrose Akinmusire(Tp)、Scott Colley(B)、Brian Blade(Ds)

演奏曲は6曲がBilly Childsのオリジナルで、Crystal SilenceはChick Coreaの名曲。
1.The Great Western Loop
2.The Winds Of Change
3.The End Of Innocence
4.Master Of The Game
5.Crystal Silence
6.The Black Angel
7.I Thought I Knew

ワンホーンカルテットという編成ではあるが、ピアニストがリーダーということもあってかピアノトリオが主体で、要所にトランペットが入ってくるような印象。
実際には、必ずしもテーマをトランペットが担っているわけではないがすべての曲でトランペットは登場し、大半の曲で短時間でもソロを披露している。
そのソロもAmbrose Akinmusireなのでしっかりハイクオリティであるところは間違いない。
それでもピアノトリオという印象になるのは、ピアノのソロにたっぷりと時間が取られていて、ピアノトリオを聴く時間が長いからなんでしょう。
そのBilly Childsのピアノは、フレーズの端々に Chick Corea な雰囲気を感じるが、それは5曲めがあるからってわけではないと思う。
曲調はオーソドックスめなコンテンポラリという感じで、あまり速度は上げない雰囲気たっぷりの演奏が並ぶ。

ベストは6曲めにします。

"Winds Of Change" Billy Childs (https://www.amazon.co.jp/dp/B0BQFFGKFL/ )

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