"Love & Peace" Diego Rivera
Diego Riveraのリーダー作は、2022年に聴いたのが初でした。
その際も、Art Hiraharaのトリオがメンツに入っていたことで気になって手に取っていますが、本作も同様に同じ3人が入っていることで購入を決めています。
この3人がバッキングに入る演奏が最近ものすごく多いのですが、いずれも外れはないという印象。
最近、トリオ作が出てました。
"Verdant Valley" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/498049060.html )
前作は、Alex Sipiaginも入ったQuintet編成でしたが、本作はワンホーンのQuartetでの演奏。
Diego Rivera(Ts)、Art Hirahara(P)、Boris Kozlov(B)、Rudy Royston(Ds)
演奏曲は、Diego Riveraのオリジナルが8曲に、Violeta Parra, John Coltrane, Horace Silverの曲を加えて全部で11曲。
1.Lovely
2.Ganas
3.Gracias A La Vida
4.Soul Purpose
5.Anticipation
6.Alabama
7.Composure
8.Simón
9.La Malinche
10.Battle Fatigue
11.Peace
冒頭曲が、明度の高いボサノバという印象をそこはかとなく感じさせる4ビート、2曲めはサルサ調?、3曲めはタンゴ調?、以降もいろんなスタイルのラテン曲を含みつつ4ビート多めのさまざまなスタイルの曲が並ぶ
名手たちのピアノトリオがいかなるスタイルも聴き応え充分、圧倒的な存在感で聴かせるのが、相変わらず素晴らしい。
Art Hiraharaの ピアノがとくに見事で、2曲めでのラテンフレーズとか、4曲めのスィング時代のダンス音楽的なノリとか、7曲めでのオーソドクスな4ビートソロすらも心地良くも惹きつけられる演奏が見事。
Rudy Roystonは少し早めの4ビート8ビートでの自由度の高いドラミングのときがやっぱりなんだかんだで良い印象。
このあと、リーダー作を紹介できる予定だが、表現の幅はかなり広がってきている。
ベストは10曲め
"Love & Peace" Diego Rivera (https://www.amazon.co.jp/dp/B0BQCT8796/ )
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