"Squeeze It" Oz Noy

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自blogを検索すると、Oz Noyもほぼコンスタントに毎年リーダー作をリリースしていますが、毎年メンバー構成などを変えて、しっかり変化をつけてきている。
前作は、Ugonna Okegwo, Ray Marchicaとのトリオでした。
今年のリリースは、2017年に出た Ozone Squeeze 名義のアルバムの第2弾ということになります。

メンツは、"Riverside"はベース, ドラムとのトリオ、Ozone Squeezeはキーボード, ドラムとのトリオで、本作ではさらにギターを1人追加したカルテット構成と微妙に変化をつけてくるところが憎いw
Oz Noy(G)、Rai Thistlethwayte(Kbd,Vo)、Darren Stanley(Ds)、Sara Niemietz(Vo,G)

演奏曲はメンバーの共作が4曲、Oz Noyのオリジナルが1曲に、Sara Niemietz, Neil Young, James Warrenで全部で8曲。
1.Wave Length
2.I got You
3.The Dimming
4.Rainbow Tree
5.Only Love Can Break Your Heart
6.Next To Nowhere
7.Everybody Got To Learn Sometime
8.Squeeze It!

ドラムの軽やかなビートに、キレの良いキーボードでのベース、そこにカッティングも鮮やかなギターが絡む。
さらに男性ボーカルに女性(じゃない場合もあり)コーラスという、見事なロック、ソウルミュージックという様相。
クレジット上 2ギターとなっており、カッティングはもとより、変態的なフレーズ(5曲めが顕著)も繰り出すおかず的なところの大半がOz Noyのサウンドでしょう。
Sara Niemietzは、リズムギター的役割のはずだが、これがまた紫煙が似合いそうな渋みのある演奏で格好良い。
2曲め、3曲めがスローテンポでメローな雰囲気を感じさせる曲でこれがまた良い味わいを感じさせる。
6曲めがボーカルの入らないインスト曲。
後半2曲が、AORを彷彿とさせるような洗練系のロックで、ここでのギターの両名の演奏がしなやかでキレがあってこれまたたまらない格好良さ。
たまにこういうテイストのアルバム(曲)を聴くと、これはこれで良いなと思っているのだが、個人的にはたまに聴くくらいが良いペースで、そういう意味でも個人的には、Oz Noyの作品を聴くペースがちょうどいいのかもしれません。

ベストはインストの6曲めでしょう

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