"Day" Rudy Royston
最近は、Art Hiraharaのレギュラートリオのドラマーとして多くのアルバムにサイド参加しているRudy Roystonの2018年依頼のリーダー作。
前作は、"Flatbed Buggy" (https://www.amazon.co.jp/dp/B07H5VWGYS/ )ですが、これは購入していませんでした。
自Blogを漁ると、2016年の"Rise of Orion" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63996517.html )以来のリーダー作購入ということになります。
ただ、参加作は20枚以上出てくるので、リーダー作を聴いてなくても、彼のドラムはしこたま聴いているのは間違いありません。
とはいえ、本作のメンツは購入しなかった前作"Flatbed Buggy"と同じ面々なので、なんで前作は買わないで今作は買っているのか、自分でも理由がつけづらいというのが...。
Rudy Royston(Ds)、John Ellis(Bcl)、Hank Roberts(Cello)、Gary Versace(Acc)、Joe Martin(B)
演奏曲は、Rudy Roystonが8曲、Joe Martin(3), Hank Roberts(10)が各1曲のオリジナルで全部で10曲
1. Morning
2. Thank You For This Day
3. Limeni Village
4. Look To The Hills
5. The Mokes
6. Five-Thirty Strut
7. Missing You
8. Keep It Moving
9. It's Time To Sleep
10. A.M. Hours
全体的にゆったりめなテンポの牧歌的というか、独特の雰囲気を持った曲でドラムによるピートの提示が希薄、アコーディオン、チェロによる持続音を中心としたフロントが支配的で似たようなテイストの曲調が並ぶ。
そんななんで、さらっと聴いていると単調で変わり映えのないサウンドを延々と聴いているような印象を持つ。
たぶん前作をスルーしたのは、試聴して自分の好みな感じがしなかったのと、他にいろいろ聴きたいのがあったからでしょう。
演奏自体に目を向ければ、John Ellisのバスクラ、Hank Robertsのチェロ、Gary Versaceのアコーディオン、この3者が、ときに見事なアンサンブルを、ときにしっかりと噛み合い、ときに重合的な振る舞いと、複雑に絡み合いながらさまざまな表現を見せてくれる。
それでいてそれぞれの演奏に注視して聴くと、それぞれがなかなかにパワフルで凄みの感じられる演奏をしていて侮れない。
実は侮れない凄さを秘めたアルバムでした
ベストは 2曲めにします
"Day" Rudy Royston (https://www.amazon.co.jp/dp/B0BYW7FGCV/ )
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