"Michel Petrucciani: The Montreux Years" Michel Petrucciani
Michel PetruccianiがMontreux JAZZ Festival で演奏した記録。
Michel Petruccianiをこのblogで紹介するのは、2011年で12年ぶり。
"Marvellous" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60801863.html )
この間に彼の演奏を聴いた記憶は。。。、まったくないわけではないがかなり少なかったはず。
このThe Montreux Yearsはシリーズ化されているようで、ざっと検索すると Mccoy Tyner, Modern Jazz Quartet, Chick Corea などの名前が出てきます。
が、たぶん自分は過去に買っていないようです。
演奏は4回の出演の分が収録されており、それぞれのメンツは以下のとおり。
SoloからSextetまでの編成が入ります。
Michel Petrucciani(P)
Sextet(1,3 1998)
Stefano Di Battista(Sax)、Flavio Boltro(Tp)、Denis Leloup(Tb)、Anthony Jackson(B)、Steve Gadd(Ds)
Quartet(2,6,11 1990)
Adam Holtzman(Syn)、Andy McKee(B)、Victor Jones(Ds)
Duo(4,5,9 1996)
Miroslav Vitous(B)
Solo(7,8,10 1993)
演奏曲はスタンダードを中心にしたもので以下のとおり。
曲順も良い感じに編成をばらけさせているのは、考えているんだろうなと思わせる。
1.35 Seconds of Music and More
2.Estate
3.Little Peace in C for U
4.Autumn Leaves
5.My Funny Valentine
6.Miles Davis Licks
7.Summertime
8.Take The 'A' Train
9.So What
10.You Are My Waltz
11.Rachid
Michel Petruccianiのアルバムは、ざっと数えて15枚くらい所有しており、(当然ですが)過去に相応回数聴いていますが、ここ最近はほとんど聴いていなかったのでかなり久々に彼のピアノを聴いたことになるのですが、過去の記憶以上に凄いピアニトだったなぁと実感してしまった。
しっかり作り込まれたアレンジと、それを元にしながら、アレンジにまったくと言って良いほど頼らないような演奏。
左右の手が自在に動くテクニックもさることながら、その両手から紡ぎ出される表現の巧さ、上手さがなによりも尋常でない。
冒頭曲とかいくつかの曲は、管楽器を含む複数人がメンバーとして入るが、サイドメンを完全に従者と化しているように感じるくらい
それほどにMichel Petruccianiのピアノが素晴らしく、あらためて夭折したことをかさねがさね残念に思う。
ベストは、個人的嗜好で8曲めにします。
"Michel Petrucciani: The Montreux Years" Michel Petrucciani (https://www.amazon.co.jp/dp/B0BWSMR1L1/ )
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