"Get A Grip" Idle Hands
blog仲間のnary氏の記事(https://narymusic2014.blog.jp/archives/90908269.html )をみてメンツの凄さから慌てて買いに走ったもの。
Idle Handsの2枚めのアルバムらしいが前作はここまでのメンツは揃っていない。
そのメンツは...
Will Bernardは先ごろ新作を紹介したばかり。 "Pond Life" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/499736904.html )
Behn Gilleceも先ごろ新作が出たばかりだが、これは買ってない。 Between The Bars (https://www.amazon.co.jp/dp/B0BSP4XJD9/)
Donny McCaslinも新作が出てて、これはそのうち紹介できる予定。 "I Want More" (https://www.amazon.co.jp/dp/B0BKWKJB5R/ )
ここに最近本当にひっぱりだこのArt Hiraharaトリオだが、ドラムはRudy RoystonではなくE.J. Stricklandという陣容。
Will Bernard(G)、Behn Gillece(Vib)、Donny McCaslin(Ts)、Art Hirahara(P)、Boris Kozlov(B)、E.J. Strickland(Ds)
演奏曲は、Will Bernard、Behn Gillece、E.J. Stricklandが2曲、Donny McCaslin、Art Hirahara、Boris Kozlovが1曲のオリジナルに、Charles Mingusで全部で10曲。
1.Show Of Hands
2.Soho Down
3.Get A Grip
4.Tomorrow Blues
5.Presence
6.Memphis Redux
7.The Great Quarterly
8.Beacon Of Hope
9.Monk, Bunk and Vice Versa
10.Dream Of Life
4ビート8ビートのコンテンポラリ系というには正当的なサウンドという印象の曲が並ぶ。
テーマはサックスとビブラフォンのユニゾンとか掛け合いが多め。
その後のソロは、Will Bernardのギター、Donny McCaslinのサックス、Behn Gilleceのビブラフォン、そしてArt Hiraharanoのピアノと4者がすべての曲で全員がとはならないが、がっつりとしたソロが立て続けに出てくる。
いずれの演奏もさすがの名手らしい見事なソロを聴かせている。
2曲めのサックスからピアノへとちょっとフリーに攻めたソロ、6曲めのブルースな気配を感じさせるギターソロ、9曲めのバップな曲のバップなフレーズを駆使したピアノからギター、ビブラフォンへと続くソロ、とか実に素晴らしい。
Boris Kozlovの粒立ちの良いベースが、そこここで浮き出るように目立つが、このサウンドが全体を締めているような感じ、そして要所ではソロもしっかり取っている。
とくに5曲めのアルコでのソロが美しい。
全体に曲調が軽めな曲が多めなので、ドラムがRudy RoystonでなくE.J.Stricklandなのは良い新鮮だと思う。
E.J.Stricklandの軽快なドラミングが、とても心地良く感じられる。
ベストは6曲めにしたいと思う
"Get A Grip" Idle Hands (https://www.amazon.co.jp/dp/B0BZ9W8NM9/ )
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