石田幹雄, 須川崇志 デュオ (20230901)

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この両者のデュオは、2019年から演っていて、その最初に立て続けに2回聴いています。
その後は、もっと頻繁に聴きたかったのだが、なんだかタイミングが合わず3年以上空いてしまいました。この間もコンスタントにこの2人でのライブは演ってたのですが。。
久々に参戦したのが今年3月で、これに続いて今回も参戦してきました。
多忙な方々なので両者のスケジュールが合う日を探ると数か月後ということになってしまいます。

18時の開店早々にお店に赴いたのですが、まだまだリハーサルを始めたところで、各曲のテーマを合わせつつ、音の響きやすいピアノ配置、ベースの位置を決めてました。
ステージは、デュオ時の定番配置のピアノを左手前に移動したもので今回はほぼ横向きの配置、ピアノの定位置ちょっと内側あたりに須川が立つ。

定刻の19時を5分も過ぎたところから演奏開始。
両セットとも石田のオリジナルが多めの選曲で、ミディアムテンポくらいの少しスピリチュアルな気配を感じさせるものが多かったか。
今回の石田は前回にも増して、ストイックにピアノに対峙しているような印象で、体の捩りも控えめ、終始小さく唸り声を発しながらの演奏。
なんというか、命を削って音に込めているような印象を持ってしまったが、その削られた命を掬い取るような須川のベース。

とくに1st setの2曲め後半、3曲めから4曲めにかけてがもの凄くて、坦々と畳みかけてくるような絶妙かつ華麗な阿吽の呼吸をみせる演奏なんだが、どこかから演奏が違う次元にいっちゃったようで徐々に聴く側の感情を揺さぶってくるような感じになってきて、4曲めが美旋律系バラードで、その美しさがきわまったところで、徐に須川が弓を取り出し美しいボウイングで畳みかけてくる、この展開がこれまた感極まってくるようなもので....(感涙)
終了後、凄い凄いと騒いでいたら、こんな感激してたのは自分だけだったみたいだが..

1st setが40分くらい、2nd setが50分くらいにアンコールにも応えてくれ、お客さんはあまり多くなかったがこの両者の演奏はなんだかんだやっぱりとんでもない!
次回は12/22に決まっていたと思う。

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