"Counterclock" Clark Gibson

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Clark Gibsonを聴くのはこれが初。
特別になにかに惹かれて購入を決定したわけでもないのですが、なにか気になるところがあったんだと思います。
メンツを眺めていて、3管にオルガン、ビブラフォンというちょっと変わった編成が面白そうと思ったのかもしれません。

そのメンツは以下のとおり。
自blogを漁ると、リーダーのClark GibsonとオルガンのPat Bianchiが初聴きの人のようです。他の面々はいくつかの作品がひっかかりますが、Nick ManciniがKamasi Washingtonの"Harmony Of Difference"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64300075.html )のなかの1曲だけなので、これからの人なのかもしれません。
Clark Gibson(As)、Sean Jones(Tp)、Michael Dease(Tb,Bs:7)、Pat Bianchi(Org)、Nick Mancini(Vib)、Lewis Nash(Ds)

演奏曲はClark Gibsonのオリジナル5曲に、Nick Manciniが1曲のオリジナルに、 George Gershwinを加えて全部で7曲。
1. Conflict
2. Counterclock
3. Harding Place
4. Tunisia
5. Embraceable You
6. Oatts Is Back
7. Boptude

ブルースな雰囲気を強めに感じさせるような中低速くらいの曲が多めで、オルガンの支配力を強く感じさせる。
リーダーはアルトサックスだが、フロントはトランペットのほうが目立つているような印象。
スタイルとしてはオーソドックス系の要素が強めのコンテンポラリ系くらいの塩梅。
なんだかんだで楽器編成が微妙に絶妙に個性的なところがこのサウンドの肝になっているんだと思う。
3管でのアンサンブルの音の厚みのある音の重なり合いの心地良さと、その後のサックストランペットトロンボーンと奏でられるソロという流れが安定の心地良さ。
さらにそこに、すべての曲ではないが、オルガン、ビブラフォンのソロなんかもでてくるところが良い感じの変化球をみせる
派手なサウンドではないし、個々の奏者が特筆して素晴らしい演奏をしているとも言い難いのが正直なところだが、それでもなんかよくわからないけど良いなぁと思わせるところが惹かれるところ。

ベストは7曲めにします

"Counterclock" Clark Gibson (https://www.amazon.co.jp/dp/B0BYK8W86T/ )

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