"Kings Highway" Brian Blade Fellowship Band

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Brian Blade Fellowship Bandの新作が出ました。
Fellowship Bandの正式リリースは以下の通りで、初作が1998年なので、すでに20年上の活動歴ということになります。
こんなに続きバンドとは思っていなかったのでちょっと驚きです。
過去作を発表年とともに記しておきます。少し前に遅ればせながら"Perceptual"を購入したので全作所有しています。
さらに、近頃発掘音源もリリースされています。
 "Live From The Archives: Bootleg" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/498830895.html )

メンツは、この中ではギターを除く5人が結成時から不変のようで、過去のアルバムでは他楽器含め多少の入れ替わりがあるような感じ。
本作では、Kurt Rosenwinkelが復活しているのが白眉(ここのところ客演含め参加作が膨大に出ているのは、レーベル(Heartcore)作ったしいろいろ事情があるんでしょう)
Brian Blade(Ds)、Jon Cowherd(P)、Christopher Thomas(B)、Myron Walden(As,Bcl)、Melvin Butler(Ts,Ss)、Kurt Rosenwinkel(G)

演奏曲は、Brian Bladeが4曲、Jon Cowherdが2曲のオリジナルを持ち寄り、最後の曲が讃美歌。
1.Until We Meet Again
2.Catalysts
3.People’s Park
4.Kings Highway
5.Look To The Hills
6.Migration
7.God Be With You

サックスのテーマソロからギターソロへという展開が常套という印象。
このギターが、これでもかというくらいにカートで、カート好きにはたまらないサウンドが目白押し。
2管のまっとうなサウンドに、まさに異色という音色が切り込んでいくような清々しさ。
もちろんソロ以外にもバッキングで存在感をみせる場面も裏方で目立たない演奏もたっぷり。
これを聴くためのと言ったら言い過ぎかもしれないが。
ドラムが凄いのはもとより、サックスのソロも充分に聴き応えのあるものであることを書き添えておく。
そして、ことのほか良い仕事をしているのが、ピアノのJon Cowherdで、ソロを披露する場面は少ない(がこのソロがなんとも素晴らしい)が、リフ、ギターソロの後ろとかでもしっかりと存在感をみせ、おぉっと思わせるフレーズもそこかしこで聴かせる。
曲としては2曲(4,6)が10分超えの長尺もので、これらがなんといっても聴き応えがある。

ベストは4曲めでしょう

"Kings Highway" Brian Blade Fellowship Band (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CB29XBW6/ )

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