"Pixel" Keigo Hirakawa

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平川恵悟は、オハイオ州デイトン在住のピアニストで工学博士という肩書の人だそう。
この盤も自分の琴線?アンテナには全然ひっかかってこず、教えてもらい聴かせてもらっています。
ちなみにこれが3枚めのリーダー作になるようです。

メンツはギター、サックス入りのクインテット。
メンツを自blogで確認してみましたが、Robert Hurst以外は聴いたことのない人でした。
Keigo Hirakawa(P)、Brandon Scott Coleman(G)、Robert Hurst(B)、Alex White(Ds)、Rafael Statin(Sax,Fl:5,Bcl:5,7)

演奏曲は7曲がKeigo Hirakawaのオリジナルで、Brandon Scott Colemanが1曲提供しているようです。
1. Pixel
2. Far Above
3. Home Somewhere
4. Origami Beetle
5. Unmarked Path
6. Yaw Pitch Roll
7. Dreaming Awake
8. Change of Plans

サックスとギターが絡むテーマを冒頭に持ってくる曲が多め。
そのサックスはテーマでは、王道的で気を衒わない振る舞いを見せるが、ソロになると粗めな音色を駆使した攻めたアドリブに変貌する。
リーダーであるKeigo Hirakawaのピアノは、かなり饒舌な右手で、ここでもベースとのコンビネーションが支配的。
フレーズは、美音流暢系を基本とするが、パルシブな音使い、スピリチュアルな音使いも効果的に入れ込んでくる。
さすがにリーダー、1曲めからかなり気合いの入った、これでもかと畳み掛けるようなソロを繰り広げる。
ギターは、バッキングでは要所でもリフで存在感を魅せる程度だが、ソロではロックな色合いが強めなアドリブを弾く人って印象だが、このサウンドはこのアルバムの音楽にうまく溶け込むようなもので好印象。
リズムは、ちゃんとベースとドラムといて両者とも終始音は出しているが、前述の通り、ドラムよりもベースの存在感に耳がいくような感じ。ドラムソロもあるのだが、さすがRobert Hurstといったところ。
メカニカルなテーマから8ビートのソロがいつの間にやら4ビートに変化する凝った曲があったり、全体に曲調としては、明瞭感のあるものがベースで、重い気分にならずに気持ちよく聴けるもの。

ベストは、8曲めにしましょう

"Pixel" Keigo Hirakawa (https://www.amazon.co.jp/dp/B0C37S6GBV/ )

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