"Exquisite Moment" Joel Goodman
Joel Goodmanを聴くのはこれが初めてだが、購入動機はメンツの良さ。
先日リーダー作が出たばかりのDonny McCaslin
"I Want More" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/500506243.html )
2017年からリーダー作が出てないAdam Rogers
Eric Harland, Scott Colleyは言うに及ばず。Mino Cineluの名は久々に見ました。
かくいうメンツは以下のとおり。下に書いてある大勢はおもに7曲め以降の組曲で入る。
Joel Goodman(Kbd,B)、Donny McCaslin(Sax)、Eric Harland(Ds)、Adam Rogers(G)、Mino Cinelu(Per)、Scott Colley(B)
Randy Brecker(Flh,Tp)、Brandee Younger(Harp)、Lisa Fischer (Vo)、John Patitucci(B)、Philippe Saisse(P,Vib,Marimba) 、Joe Mardin(Per,Syn)、Scott Tiblos(P)、Marcus Rojas(Tuba)、Bobby Shulgold(Fl)、Brian Scanlon(As)、Phil 0'Connor(Cl)、Charlie Morillas(Tb)
Strings
演奏曲はすべてJoel Goodmanのオリジナル。
1. What Dreamers Dream
2. An Exquisite Moment
3. Drifting in Wonder
4. Rumi and the Whirling Dervish
5. The Mystery of Trees
6. A Change of Heart Astral Projection
7. Astral Projection I – The Vision
8. Astral Projection II – Orbit
9. Astral Projection III – Bliss
10. Astral Projection IV – Exaltation
8ビートを基本としたコンテンポラリ系のサウンドが中心。
曲によって登場する楽器が多く、全体的にもアレンジはしっかりしているような印象。
ベースと時にギターがリズムの根幹を担うようなサウンド構成。
Joel Goodmanのキーボードが、バックを音の厚みを増すようなサウンドで満たし、さらに弦楽器が入る曲とか、ハープが入る曲とか、ちょっと毛色の異なる雰囲気を作り出し、このアルバム固有の特徴的なサウンドを作り上げている。
そんな音の厚みを後ろ盾にして、トランペットとサックスが絡む展開をフロントに入れることでラージアンサンブル的な音作りも感じられる。
フロントを担う1人、Donny McCaslinのサックスが、ほぼ電気エフェクトを施していない音色で、それでいて個性をたっぷり感じせる演奏を繰り広げる。
もう1人はゲスト扱いのRandy Brecker。
5曲めでの美麗な音色とか最後の最後にハイノートを決めるなど安定の良い演奏を聴かせる
ドラムがEric Harlandだが、このアルバムでは派手な立ち回りは控えめで、その分Mino Cineluの派手なフィルが目立つ。
2曲め中程のベースは渋いながらもかなりな聴き答応えの演奏で萌える。
3曲めのギターソロは、もろにPat Methenyでこちらはニヤけるレベル。
7曲めからの組曲が大所帯の大仰なサウンド。
ベストは、5曲めにしましょう
"Exquisite Moment" Joel Goodman (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CHW52MJS/ )
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