"Magnificent" Brad Turner

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Brad Turnerというトランぺッターはたぶん初聴きの人。
他のメンツを眺めても Peter Bernstein 以外は記憶にない名前が並んでいます。
正確には、Neil Swainson, Quincy Davisは1枚づつ参加作が見つかりましたが、聴いた記憶は...。
ということで、本作は Peter Bernstein 絡みで聴かせてもらっています。

メンツは以下のとおり。Brad Turnerは、トランペットが本業で、ピアノが副業のよう。
Brad Turner(P,Tp)、Cory Weeds(Sax)、Peter Bernstein(G)、Neil Swainson(B)、Quincy Davis(Ds)

演奏曲はすべてBrad Turnerのオリジナルで全部で9曲。
1.You're Ok
2.Barney's Castle
3.Slapped My Mind
4.Virtue Signals
5.To Begin, Begin
6.Bernice
7.The Magnificent
8.Theme for Jocie
9.Rosemary

4ビートの王道なジャズてあるのは、Peter Bernsteinを起用しているところで自明。
Brad Turnerは多重録音はしておらず、トランペットの曲ではトランペットだけ、ピアノの曲ではピアノだけを演奏している。
なんだかんだでPeter Bernsteinのギターが気になるが、
Brad Turnerがトランペットを演奏している曲では2管のアンサンブルを聴かせていて、そんなときはギターが効果的なバッキングを奏で、ピアノを弾いている曲では、ギターはピアノとのユニゾンかリフという役回りになるが、それよりも良い味出してるソロが印象的。
Brad Turnerは、ピアノもトランペットも柔らかさを感じさせるサウンドで、その影響が良い方向に演奏全体に波及して、全体にも柔らかい印象のジャズに仕上がっている。
最後の曲が勢いのある良い演奏だと思ってら、拍手が入ってライブ収録であることがわかる。
全体にやわらかい印象ではあるが、それでもライブでは熱気のある音楽になっていて、個人的には熱さのあるほうが聴いてて心地良い。
リーダーの楽器違い、スタジオ録音とライブ録音等々条件の異なる演奏が含まれるが、いずれも正統的ハードバップなジャズを感じさせる良い演奏を楽しませてくれている。

ベストは9曲めにします。

"Magnificent" Brad Turner (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CBQDCQMR/ )

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