"Tranesformation" Brian Melvin
Brian Melvinのリーダー作を聴かせてもらう機会をいただきました。
Brian MelvinというとJaco Pastoriusの晩年に共演していた人として認識しています。
なもんで、まだ活動をしていたのかと、正直ちょっと驚いたんですが(汗
もっとも、Jaco Pastoriusと共演していた頃は相当若かったらしい話はあったので..(1958年生だそうです。)
Jaco Pastoriusのアルバムはほぼコンプリートなくらい所有していますが、大半がこのblogを始める前に集めたものなので自blogではほとんど出てきませんが、Brian Melvinとの共演作はBootleg含めて相応数所有しているはずです。
"Standards Zone" (https://www.amazon.co.jp/dp/B000000IA1/ ) とか..
ギターのSoren Leeは過去にリーダー作を1枚だけ聴いていまして、こちらはベースの入った一般的なギタートリオ編成。
"Diversity Trio" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/478203723.html )
Mads Sondergaardは自blogでは引っかかりませんでした。
メンツは、ギターオルガントリオの下記3人
Brian Melvin(Ds)、Soren Lee(G)、Mads Sondergaard(Org)
演奏曲ですが、タイトルを眺めていると、基本的にはJohn Coltraneの愛奏曲を並べていることがわかるが、ジャケにはサブタイトルとして"The Music Of John Coltrane"の記述があるようです。
1. Naima
2. My Favorite Things
3. Impressions
4. It's Easy To Remember
5. Spiral
6. Cousin Mary
7. Afro Blue
8. Body And Soul
9. Summertime
10. Miles Mode
11. I'll Wait And Pray
12. Inch Worm
13. M-Elvin
14. Dahomey Dance
15. Count Down
ジャズを聴いていれば耳にしたことがあるような有名曲をゆったりめのテンポで奏でてゆく。
低音とリフとで、たゆたうような演奏のオルガンが、通奏的にバックを音で満たす中、フロントを担うギターがテーマをほぼ原曲を崩さずに奏でてゆく。
テーマに続くソロはギターもオルガンもとっていて、いずれも少しだけ翳りを感じさせるようなフレーズがなんとも良い雰囲気。
さらに両者ともバッキングも聴かせていて、こちらもまた良い雰囲気を醸して良いコンビネーションを見せる。
Soren Leeについて、上述の過去盤で下記のように書いているが、ここでもおおよそこんなイメージの演奏。
この人の演奏スタイルは、オルガンと組んだほうが親和性は高いと思う。
John Scofieldを彷彿とさせるような、うねうねでちょっとアウトするようなスタイルから、
Oz Noy とかのキレの良いカッティングを披露したり、さらにちょっと石渡さんが入ったような
スタイル
Brian Melvinのドラムも全体のゆったりとした雰囲気を壊さないような、ほど良いグルーヴ感のある演奏でこれまた心地良さを増強している。
13曲めではたっぷりとしたソロを聴くことができる。というかドラムソロだけのトラックを用意したのはリーダーが故の所業でしょう。
ベストは11曲めにしましょう。
"Tranesformation" Brian Melvin (https://www.amazon.co.jp/Naima/dp/B0CGHZ9VR2 )
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