謝明諺4(20231208)

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先日紹介した台湾のサックス奏者である、謝明諺(シェ・ミンイェン)がいつものお店でライブを行うということで期待感いっぱいに赴きました。
紹介したアルバムは下記

金曜ということで、仕事帰りの開演30分くらい前にお店に着いて7人めくらいだったか。
今回のメンツは以下のとおり。
謝明諺(Ts,Ss)、栗林すみれ(P)、市野元彦(G)、飯田雅春(B)
市野さんはすべての人と共演歴があるそうだが、ほかは初顔合わせの人もいるとのことでした。
ステージは、左奥にベース、その前がギター。
ピアノは定位置から100°くらい回転させて、栗林さんは聴衆に背を向けるような配置。
そして、ステージ中央に謝さんが立つような配置。

定刻を5分も過ぎたところで開演。
演奏した曲は、すべてメンバーのオリジナルで、自分の曲が演奏される前の曲紹介は自分でするというパターン。
選曲は、おそらくドラムレスで映える曲を採用していると思われる。
というか、最後の最後、アンコールで栗林さんの不採用曲という表明とともに演奏した曲でさえ、上述の縛りの範囲内に充分含まれる曲調だったので、相当厳選した選曲だったんだと予想できる。
曲の構成は、イントロを市野さんか栗林さんが奏で、テーマになると謝さんが演奏を始めるパターンが多かったか。
そしてそれを追って、ピアノかギターが音を重ね、合いの手を入れていく。
印象的だったのが、4人が4人とも音色がとてもきれいで、それぞれがとても丁寧に音を重ねていっているなということ。
ドラムレスなので、たっぷりと空いた空間を優しい音で埋めていくような音作り
すべてミディアムスローくらいのテンポでゆったりとした雰囲気に包まれ、それがとても心地良い。
そして、演奏が破綻しないよう、滞らないよう、市野さんのギターが細心の注意を払ってフォローしていくようなフレーズを挟んでいく。そんな旨さ巧さ上手さをみせる。
そういえば最近市野さんのリーダー作が出てないなと終演後に聞いたら、もしかしたら来年出せるかもしれないとのこと。
期待を持って待ちたい
1st set が1時間くらい。2ndセットが45分くらいにアンコールに応えてくれ

終演後もだらだらと余韻を楽しんでいたら、最後に皆さんで写真も撮っていただいて嬉々として家路につきました。

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