"波紋" 菊地雅晃

2_484.jpg
菊地プーさんの甥にあたる菊地雅晃のアルバム。
wikiには、菊地成孔のQuintet Live Dubに参加していたとありますが、このユニットではアルバムは出てないので、自blogで菊地雅晃を検索してもなにも引っかかりませんでした。
Dub Sextetでは3枚もアルバム出ているんですが..。
菊地雅章Slash Trioにも参加してたようですが、こちらも残念ながら聴いてないです。
正式リリースは11/8ですが、たぶん先行で出た分が中古に出たのを安く入手出来ています。

メンツですが、個人的には坪口の参加が気になったところではあります。
他の面々も自blogを漁ってもなにも出てきませんでした..。
菊地雅晃(G)、松村拓海(Fl)、坪口昌恭(Key,Syn)、堀田秀顕(B:1,2,4,5)、金子充伯(Ds)

演奏曲は以下のとおり。5曲めを除いて菊地のオリジナル。
1.軽く溺れる
2.Rainbow bridge
3.Night view of ...
4.ロータリーファズ
5.時間よ止まれ

1曲めが菊地雅章の"ススト"に入っているCircle/Lineを彷彿とさせる反復リズム
2曲めがアーバンでメローな甘いサウンド
3曲めが8ビートのうねうねしたリズムがだらだらと延々と続くようないかにも往時のフュージョンと言ったサウンド
4曲めも似た傾向て、さらにそこにバイクの排気音をフィーチャーしている
最後は、元曲よりゆったりなテンポで、エフェクトをかけた声で歌われる時間よ止まれ
演奏としては、ちょっと古さを感じさせるエフェクターをかけ、カッティングを主体とした演奏が目立つ菊地のギターに、坪口も、こちらも最近の音つくりじゃないよなと思わせるしかもさまざまなシンセサウンドを聴かせており、これまた楽しい。
さらに4曲めの終わりでは、ボコーダーでなんだかおもしろがってしゃべっている。
宣伝文に「サイケデリックAORシティポップフュージョンジャズロッククロスオーバープログレアシッドダブ」なんて語が書かれているが、まさにこの言葉通りだと思う。
逆に、この言葉を読んでもこの音は想起できないとも思うが..
最後12分くらいでいったん曲は終わるが、1分も経過したところからリフレインが始まり、Stop The Warを繰り返しながらそっと終演。

ベストは1曲めにします。

この記事へのコメント