"Reality Is Nuance" Albert Vila
Albert Vilaを聴くのは2023年5月の下記作以来ですが、本作は聴かせてもらえました。
前作はソロでしたが、本作は待望のギタートリオ。
しかもRudy Roystonが入っているのはうれしい
かくいうメンツは以下のとおり。
Albert Vila(G)、Doug Weiss(B)、Rudy Royston(Ds)
演奏曲はすべてAlbert Vilaのオリジナルで、9曲めがI’ll Remember Aprilが元になっているとクレジットされている。
1.Hope
2.Blue
3.Northern Flower
4.Healing
5.The Loner
6.215
7.216
8.Ancient Kingdom
9.April
全体的に高速過ぎないビートの効いた曲が並ぶが、闇雲に明るいサウンドというよりは、ちょっと思索的だったり、ちょっと知的な気配だったりとか、陰を感じさせるようなそんな印象を持つコンテンポラリ系の曲が並ぶ。
Rudy Roystonは、Art Hiraharaトリオでの演奏で創造性、表現力が磨かれてきているんだと思うが、ここでも曲に対する絶妙なセンスの良さをみせるドラミングを披露している。
メロディアスでありなから演奏の安心感を醸すしっかりとした下支えを担うDoug Weissのベースも実に好感触。
いずれも必要な分量なだけの音出しで、程よく空間を空けつつ、リズムに不足を感じさせない絶妙な塩梅。
そして、フロントを担うAlbert Vilaのギター。
前作でも上手い旨いと絶賛したが、ここでも相変わらずの匠の技を見せつけてくる。
表情の豊かさ、表現の多彩さ、綺麗な音色と、いずれも見事で相変わらず感嘆している。
ベストは3曲めにしましょう。
"Reality Is Nuance" Albert Vila (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CLVBJ3SD/ )
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