"Valleys & Mountains" Rymden

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Rymdenという、e.s.t.のベーシストとドラマーが、"New Conception of Jazz"(https://www.amazon.co.jp/dp/B000023XCM/ )で一世を風靡したBugge Wesseltoftと組んだバンドの、これが4作めになるようです。
3作め "Rymden + Kork" (https://www.amazon.co.jp/dp/B0BPGCCMSF/ ) も2023年のリリースだったようなので、立て続けの4作めということのようです。
3作めがNorwegian Broadcasting Orchestraとの共演で、4作めがJohn Scofieldとの共演ということで、ゲストを迎えられた好機を逃さなかったということでしょう(と推測)。
過去には、2作めを聴いていましてその紹介記事が以下のとおり。

本作のメンツは、上述のとおりRymdenの3人にJohn Scofieldが客演しているというクレジットだが、本文記載のとおり聴いた感じではジョンスコは1曲でだけ客演しているよう。
Bugge Wesseltoft(Kbd)、Magnus Ostrom(B)、Dan Berglund(Ds)
John Scofield(G)

演奏曲は、Bugge Wesseltoft、Magnus Ostromのオリジナルが各2曲。Dan Berglundんのオリジナルが1曲。3人の共作が2曲で全部で7曲。
1.The Hike
2.A Walk in The Woods
3.Milam Bardo
4.Ro
5.The Mountain
6.Song From The Valley
7.Himmel

いくつかの曲は、Bugge Wesseltoftのシンセが印象的に響く、そこはかとなく極初期テクノをも彷彿とさせるような電子音をフィーチャーしながら「いなたい」ようなサウンドで個人的にはかなりはまる。
前半も含めてBugge Wesseltoftは、シンセとアコピを良い塩梅で使い分けていて、本領はアコピにあるんだろうなというのはわかるが、電子音を入れることでサウンドの幅がえらく広がっている印象。
ここでのシンセの電子音を付加する音使いはe.s.t.とは異なるが、e.s.t.から繋がるようなピアノトリオのサウンドを進化深化させているような表現になっているんだと思う。
3曲め7曲めがベースのアルコ弾きが印象的、とくに3曲めは低音が強く響く。
John Scofieldは、多分1曲めだけで客演しているんだと思う。
1曲めではギターがより前面に出てきているが、他の曲では聴こえてきてないような..。

ベストは 2曲め

"Valleys & Mountains" Rymden (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CFZFYGR1/ )

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