"Call On The Old Wise" Nitai Hershkovits
Nitai Hershkovitsのソロは、2018年にリリースされていますが、これがソロとしては2作めということで大丈夫だと思います。
"New Place Always" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64553876.html )
リーダー作はすべて勝っているつもりでしたが、本人のサイト(https://www.nitaihmusic.com/music )を見るとダウンロードではいくつかリリースしていたようです。
メンツは本作はソロなので1人
Nitai Hershkovits(P)
演奏曲は、Molly Drake, Duke Ellingtonが各1曲と、残りはすべてNitai Hershkovitsのオリジナル。
01.The Old Wise
02.Enough To Say I Will
03.Mode Antigona
04.Of Trust and Remorse
05.Intermezzo No.3
06.Majestic Steps Glow Far
07.Dream Your Dreams
08.Placid In Africansque
09.Mode Brilliante
10.Single Petal Of A Rose
11.A Rooftop Minuet
12.Late Blossom
13.Intermezzo No.4
14.In Satin
15.This You Mean To Me
16.Of Mentorship
17.For Suzan
18.River Wash Me
印象としては、Chick CoreaのChildren's Songs(https://www.amazon.co.jp/dp/B001CSQINM/ )を彷彿とさせるような、クラシックの要素を多く含んでいるような、そんな感じ。
インプロがどれだけ含まれているかはわからないがガシガシ引き倒すような場面は皆無で、右手も左手も繊細なタッチで美麗なフレーズを紡ぎ出していく。
場面場面で抑揚はしっかりつけており、美麗な中でも強いタッチで盛り上げていくところと、音数を減らして静謐な雰囲気を醸すところとをうまく使い分け表現の幅が広がっている。
これまで、現代ジャズのとんがったサウンドの作品も出しているが、ここでの演奏を聴けば、Nitai Hershkovitsの美意識を前面に押し出してきている作品のほうが断然素晴らしいことは自明。
このアルバムがNitai Hershkovitsの美意識の真骨頂だと思う。
ベストは7曲めにしましょう。
"Call On The Old Wise" Nitai Hershkovits (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CJ62GJ1H/ )
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