"Bons Amigos" Dorota Miskiewicz, Toninho Horta

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2024年に76歳になるToninho Hortaもなんだかんだ多作で、近作はコラボレーション作が定番になっている。
 "Rudi Berger Feat Toninho Horta" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/483704316.html )
本作もその例にもれず、ポーランドのSSWであるDorota Miskiewiczとのデュオが中心となる作品。

メンツはその2人に、ベース、パーカッションが曲により入る構成。
Dorota Miskiewicz(Vo)、Toninho Horta(G,Vo)
Michael Pipoquinha(B)、Armando Marçal(Per)、Bodek Janke(Per)

演奏曲は、Toninho Hortaの名曲を中心に、Dorota Miskiewiczの曲も3曲入っている。
1.Manoel, O Audaz
2.Pecém
3.Nucę, Gwiżdżę Sobie (Canto Canto)
4.Party In Olinda
5.Bons Amigos
6.Budzić Się I Zasypiać (Z Tobą)
7.Um Sonhador (Może To Nie Tak)
8.Foot On The Road
9.Viver De Amor
10.Świerk
11.Diana

Toninho Hortaのちょっとハネるような曲調と、それに合うような演奏なのは当然なのかものToninho Hortaのギター。
そんな、ちょっとハネるような曲と演奏に見事に合ったDorota Miskiewiczの歌唱が実に素晴らしい。
2曲め最後のサンバのリズムを口ずさむテクニックの見事さ、他の曲でも歌詞でない歌唱(スキャット?)を 披露しているが、軽やかでノリの良い滑舌の見事さにも感嘆する。

そもそもToninho Hortaはほぼ全部持っているくらい聴き馴染みすぎている、そんな耳(自分のこと)が聴いて、違和感を感じるようなこともなく、逆にあらたな魅力を感じさせるくらいに見事にToninho HortaのサウンドにDorota Miskiewiczの歌唱がはまっている
歌唱はDorota Miskiewiczが中心的役割だが、Toninho Hortaも要所で登場して、これはなんというか安心感みたいな感じになっているか。
個人的に、Dorota Miskiewiczの声音も好みの部類に入っているのもあって、このアルバムは非常に気持ちよく聴いている。

ベストは2曲めでしょう。

"Bons Amigos" Dorota Miskiewicz, Toninho Horta (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CHPNF4MP/ )

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