"Standards, Songs and Blues" Jean Michel Pilc

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Jean Michel Pilcも新譜を見つけたら入手を試みるミュージシャンですが、欧州だとすべてが入手できるわけでもなく、買い逃していた旧作になるとさらに入手は困難になってくることになります。
本人のhp(https://www.jeanmichelpilc.com/discography ), wikiなどを確認すれば買い逃している作品が相応にあることは容易にわかります。わかっていました。
先日、そんなことをぼんやり考えながらネットを漁っていたところ、いくつかの作品はアルバム丸ごと聴けるのを発見しまして..。
そのなかからソロ作を聴いたので、その紹介。
過去の Jean Michel Pilc のソロ作はたぶん下記3枚を聴いていて、4~5年おきにアルバムを発表していると言えそうです。
 "What Is This Thing Called?"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63090782.html )2015

メンツは
Jean Michel Pilc(P)

演奏曲はアルバムタイトル通り見知ったタイトルの曲が多く並びます。こういう曲を演ってくれるのがJean Michel Pilcの魅力を堪能するには絶好であります。
1 I Love You
2 Sophisticated Lady
3 Well You Needn't
4 Bridge Over Troubled Water
5 Ten B B
6 Isn't It a Lovely Day
7 In a Sentimental Mood
8 Michelle

上述のとおり、演奏している曲の大半はテーマのフレーズが容易に想像できるようなもの。
そんな有名な元曲をモチーフに程よく崩したテーマから、他の曲の一部を巧みに織り込みながら演奏を繰り広げるスタイルはまさにJean-Michel Pilcの真骨頂。
本作はピアノソロなので、そんなJean-Michel Pilcの音世界の魅力を余すことなく堪能できる
全体にノリよく弾き倒すような場面はごく少なく、大半は低音から高音まで使い切った表情豊かな演奏をゆったりとしたテンポで奏でることで表現していくようなスタイル。
そんな演奏に紛れ込んでいる聴き知ったフレーズを見つけながら聴き進むのが楽しいような演奏

ベストは7曲めにしましょう

"Standards, Songs and Blues" Jean Michel Pilc (https://www.amazon.co.jp/dp/B0C87QF46V/ )

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