Temp(20240302)

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TempのNo Trunksでのライブはこれまでほぼ皆勤賞ではないかと思うが、その記録は以下のとおり。

Tempのメンツは以下の通り
伊地知大輔(B)、魚返明未(P)、加藤一平(G)

舞台は、左端手前に、加藤のギター、その後ろに定位置から引っ張り出されたピアノ。
ピアノの定位置ちょっと手前にベースという配置で毎回同様の配置。
お店に着いたのは開店15分後くらいで、伊地知君が1人で音出しをしているようなところでした。
定刻を少し過ぎたところで、演奏スタート。
今回の選曲は、ほぼ伊地知君のオリジナルであると告知があって、最初の曲がJohn Lewisの名曲"Django"w
1st 2nd 両セットとも4曲ずつの演奏で、いずれも1曲に15分くらいかけて、3人ともたっぷりと時間を取ってのソロを披露するような展開。
魚返君のピアノは、今回はかなり熱い演奏を披露していたように感じられた。
過去ソロライブ(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/501494788.html )では、これくらいの熱い演奏を聴かせていたと思うが、このTempでは熱いところは加藤君にまかせ、美麗を前面に出すという役割だと思っていたが、美麗さよりも強いタッチでの熱い演奏が印象的だった。
加藤のギターも、今回はより過激度を増したような感じで、前回のライブでは落ち着いた演奏から徐々にテンションが上がって固有のサウンドになだれ込んでいくような感じだったが、今回はほぼ最初から加藤節炸裂といった場面が多く、アンプの上に置いた装置を頻繁にいじり倒し足元の諸々の装置をいじくり倒し、烈火のごとく音色を瞬時に変化させ変幻自在の音世界を創出していく。
そんなテンション高めのエフェクトなサウンドが、ソロの最後で一気にテンションを戻して次に進む、そのギャップも聴きどころではあるが、今回はその切れ味は若干弱かったか。
今回も他のメンバーのソロのバックで伴奏をしていたが、ちょっとだけボリュームを上げてそこはかとなく聞こえるように演奏していた
伊地知のベースも、そんな過激で熱い演奏に負けじと盤石なペースメーカーを維持しつつかなりテンションの高いソロを聴かせていたが、このバンドは他の2人のインパクトが強すぎるの..。

1stセットが1時間強といった感じ、2ndセットは1時間を10分以上超え、さらにアンコールにも応えてくれ、たっぷりと演奏を楽しませてもらいました。

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