"Trio Grande Urban Myth" Will Vinson, Gilad Hekselman, Nate Wood

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アルバムタイトルが"Trio Grande"でメンツは3人並列表記が前作から踏襲されていて、サブタイトルにUrban Mythが付加されているということでよさそう。
これは、その4年ぶりの新作で、前作の紹介は以下のとおり。

メンツは、前作ではドラムがAntonio Sanchezだったが、本作ではNate Woodに変更になっている
Will Vinson(Sax,kbd)、Gilad Hekselman(G)、Nate Wood(Ds)

演奏曲は、Gilad Hekselmanが4曲、Will Vinsonが3曲のオリジナルに、Roy Hargrove, Nik Kershawが各1曲で全部で9曲。
1.Urban Myth
2.Ministry of Love
3.Navanad
4.Strasbourg St. Denis
5.Olive Tree
6.Dancing Girls
7.In My Head
8.Chorale
9.A Gift

Drum'n Bass もかくやという高速ビートのドラムにシンセベースという尖がったサウンドが1曲めで度肝を抜かれる。
以降の大半の曲がビートのしっかりしたヘヴィ級なサウンド。
Will Vinsonのサックスがエモーショナルなフレーズを奏でているのが萌えポイント。
そこにGilad Hekselmanのディストーションのかかった音色を多用したギターがかなり攻めた演奏を入れてくるのがこのバンドのアイデンティティ。
さらに、Will Vinsonのキーボードのダイナミックかつ鋭角的なサウンドが入ることで、よりとんがったサウンドになっているのが聴きどころ。
ドラムもタイトに攻めた演奏をしていて、曲によっては前作のAntonio Sanchezよりも攻めたドラミングになっているんじゃないかと思うくらい。
スローめな曲も相応にあるが、サックスの情感のこもった演奏とそれに絡みながら存在感をみせるギターという構図はほぼ同様で、じっくりと聴かせるふりをしつつ、かなり先鋭的なアプローチで実は侮れない。

ベストは6曲め

"Trio Grande Urban Myth" Will Vinson, Gilad Hekselman, Nate Wood (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CG11TH6F/ )

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