"For You" Olivia Trummer
Olivia Trummerは2015年のアルバムを聴いていますが、これはKurt Rosenwinkelが入っていたから。
その後、"Caipi"のツアーメンバーとしてBlueNote東京で、そのサウンドは堪能しています。
"Kurt Rosenwinkel Caipi Band (2017/4/14)" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64098260.html )
2022年に新作(今回紹介)がリリースされましたが、これもKurt Rosenwinkelが入っていることは知ってましたが、購入のタイミングを逸していました。
今回、聴くことができたのでようやくの紹介です。
メンツは以下のとおり。Kurt Rosenwinkelに加え、Fabrizio Bossoが入っているところが特筆事項。
Olivia Trummer(Vo,P)、Rosario Bonaccorso(B)、Nicola Angelucci(Ds)、Fabrizio Bosso(Tp)、Kurt Rosenwinkel(G)
演奏曲は以下の11曲。
1.Thirsty in the bathtub
2.Ever changing heart
3.One way streets
4.Your love is free
5.New start
6.For you
7.Piece of love
8.Walking on one way streets
9.Fall song
10.Road to peace
11.Undress me
自身の弾くピアノを伴奏に、ゆったりめなボーカルを聴かせるのが基本形。
そこにベースが伴奏の中心になったり、ピアノが曲によってエレピになったりほど良い変化をいれている。
Olivia Trummerのピアノは、優しいタッチで華やかなフレーズを弾くような感じで、本人の歌唱ともよく合っている
このOlivia Trummerの歌唱が個人的な好みに近いもので、そんなところも本作の気に入っているところ。
Kurt Rosenwinkelは 2曲めでボーカルとのソリと、その派生からのソロをがっつりと聴かせる
この後Kurt Rosenwinkelは10曲めでも見事なソロを披露しているが、登場はこの2曲だけだと思う。
Fabrizio Bossoもすべての曲で登場とはいかないが、1曲め3曲めと渋い良いソロを聴かせている。
全体に、ミディアムくらいのゆったりめのテンポの曲にバラードが数曲というゆったりとした気分で聴かせるような作風
ベストは 2曲めにしてしまいましょう
"For You" Olivia Trummer (https://www.amazon.co.jp/dp/B09QNDY7TD/ )
この記事へのコメント