"Sait-On Jamais" Jonathan Orland / Jean-michel Pilc
Jean-Michel Pilcの新作はJonathan Orlandとの共作で、Serge Gainsbourgの曲集というフランスならではの企画。
Serge Gainsbourgの曲をジャズで演ってるってのも珍しい気がしている。
自blogで検索をかけたらBrad Mehldauのアルバムに、タイトルがSerge Gainsbourgという曲が引っかかった。
"Mehliana: Taming the Dragon" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62470849.html )
Jean-Michel Pilcの前作は、昨年のトリオ作。
"You Are The Song" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/499668400.html )
本作は、共作のとおりのデュオで奏でられます。
Jonathan Orland(As)、Jean-Michel Pilc(P)
演奏曲は、そういうわけでSerge Gainsbourgに所縁のある曲が並びます。
01.Ballade De Melody Nelson
02.Le Poinconneur Des Lilas
03.Baudelaire
04.Je Suis Venu Te Dire Que Je M'en Vais
05.La Javanaise
06.Bonnie And Clyde
07.Aux Armes Et Catera
08.La Chanson De Prevert
09.Je T'aime... Moi Non Plus
10.Sait-On Jamais Ou Va Une Femme
11.Couleur Cafe
12.Valse De Melody
13.L'eau A La Bouche
ある程度は、Serge Gainsbourgの曲は聴いているつもりだが、正直なところ元曲がどうだったかの記憶が定かではない。
サックスは、テーマはおおよそしっかり吹いているんだろうなということはわかっているつもり。
そんななんで、主旋律としてはフレーズはおおよそ元曲通りではあるが、もちろんテンポとかリズムとかは、大きく変えてきていて、そこでおぼつかない元曲の記憶が揺らいでくる。
さらにそこにピアノがのっけから崩しまくった伴奏をしてくれているので、サックスのテーマ含め元曲の印象が吹っ飛んでしまって..。
もちろん、テーマをも律儀に再現してくれてたサックスも、テーマをあらかた演奏した後はがっつりと即興に移ってテーマの旋律を崩していくので、なおさら元曲がどんなだったか印象がさらに薄らぎ揺らいでいく。
もっともこのピアノの感じがJean-Michel Pilcの真骨頂なので、そんな演奏を聴いているのがすこぶる楽しい。
持ってるSerge Gainsbourgのアルバムを探し出して元曲を確認しながら聞けると良いのですが。。。見つからなかった
ベストは9曲めになるんでしょう
"Sait-On Jamais" Jonathan Orland / Jean-michel Pilc (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CH8F2QHG )
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