"All Your Life" Al Di Meola
Al Di MeolaがBeatlesの曲ばかりを演奏する企画は、2020年にVol.2リリース時に見つけて購入。
こちらを先に聴いています。
"Across The Universe” (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/474638189.html )
その後、Vol.1を聴く機会は全然なかったのですが、先日全曲聴く機会を得たので、4年後にしてようやく紹介できます。
Vol.2は、いろいろな楽器が入っていましたが、こちらはギターソロを中心に手拍子だけが入っているという構成のようです。(実はしっかり調べ切れていない)
Al Di Meola(G)、Hernan Romero(hand claps)
演奏曲は以下のとおりで、人気曲を先に演奏しちゃっているような様相ではなく、Vol.2にも名曲がたっぷり含まれてます。それだけBeatlesに名曲が多過ぎるってことですが..。
01 In My Life
02 And I Love Her
03 Because
04 Michelle
05 I Will
06 Eleanor Rigby
07 Penny Lane
08 Blackbird
09 I Am the Walrus
10 Day in the Life
11 Being for the Benefit of Mr. Kite
12 With a Little Help from My Friends
13 If I Fell
低音の伴奏、高音の伴奏、打楽器的なリズム、主旋律と、打楽器的(主にHand Clap)な音以外は、同じギターで 2〜3重に多重録音して作り上げていると思われる。
聴いていると、終始空間がギターのサウンドで埋め尽くされているような感じ
全体にテンポに変化はつけず、いくつかの曲は打楽器的リズムはそのまま曲が変わっていくような場面もあるように、淡々と演奏が進んでゆく。
主旋律は元曲がしっかり判別できるくらいの程よい崩しかたでそこでもギターの上手さ、巧さをみせつけてくるが、間奏とかリフとかではだいぶ変化を見せ、よりテクニカルな演奏を見せるところがAl Di Meolaの演奏の凄さの真骨頂。
次作が、ギターを中心にしながら他の楽器も相応に混ぜることで音色に幅を持たせるようなつくりだったが、こちらは、シンプルに曲の良さとそれをギターで奏でる魅力を存分に引き出したような作風。
初作としては、これくらいシンプルに演りたかったんだろうなというのが如実であり、好感触でもある。
ベストは、1曲めにしときます。
"All Your Life" Al Di Meola (https://www.amazon.co.jp/dp/B00E1SM5UA/ )
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