"Swing & Soul" Blue Moods

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Blue Moodsの2作め
1作めは2022年にリリースされてまして、その紹介文は
前作はCharles Mingusの楽曲だけを演奏したものだったが、今作はDuke Pearsonの曲だけを演奏している。
こうなると次作もなんらかの企画を持って登場するんだろうなと期待したい。

メンツは、Diego Rivera, Boris Kozlov, Art Hiraharaが中心人物で、ドラムがJoe StrasserからVinnie Sperrazzaに変わっている。
ピアノが3曲だけArt HiraharaからJon Davisに変わるが、前作でもDavid Kikoskiが同様に3曲だけ客演していたので、そういうコンセプトなんでしょう。
Diego Rivera(Ts,Ss)、Art Hirahara(P)、Jon Davis(P:4,6,9)、Boris Kozlov(B)、Vinnie Sperrazza(Ds)

演奏曲はすべてDuke Pearson作(共作含む)
01.ESP
02.Chili Peppers
03.Each Time I Think Of You
04.You Know I Care
05.Idle Moments
06.Sweet Honey Bee
07.Gaslight
08.Ready Rudy
09.Is That So?
10.Big Bertha

作者が作者だけに、曲のイメージは、1950年代, 1960年代のBlueNoteレーベルで多く聴かれるようなファンキーかつ ノリの良い4ビート曲に、ラテンタッチの曲が並んでいる。
Diego Riveraのサックスが程良いテンションで実に快調にブローしていて、これが飛び道具的な風情を見せているが、このサウンドあってこそラテン調の曲が見事に映える。
全体を通してArt Hiaharaのピアノに耳が持ってかれ事が多いのは、上手さ旨さを通り越したところでの味わい深さを感じさせるからか。匠の職人技的な境地に至っているような風情。
そのピアノが3曲で、Jon Davisに入れ替わるが、渋みを感じさせるような演奏だが、ちょっと朴訥としたような味わいを見せる。

ベストは10曲めにしましょう。

"Swing & Soul" Blue Moods (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CMVRDVC5/ )

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