"The Edge Of Death" 吉田哲治/永武幹子
吉田哲治, 永武幹子のデュオは、入谷の「なってるハウス」で、2020年頃からコンスタントに演奏をしていたようです。
そのライブの模様を切り取ったアルバムが2021年にリリースされています。
"Live at なってるハウス" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/484681577.html )
この前後に近所のお店でライブも見れています。
"(20211129)" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/484606373.html )
この2人のデュオはこの2作めのリリースで解消されるとのことで、これが最終作になりますが手売りだけでの販売をしてたもの。
ようやくが入手できたのでその紹介。
曲のタイトルをみれば予想できると思うが、少し前(2020年以前?)に吉田さんが"くも膜下出血"で倒れたそうで、その臨死体験を曲にしたもののようです。
メンツは、
吉田哲治(Tp)、永武幹子(P)
上述のとおりのコンセプトなので、ものすごいタイトルの曲が並ぶ。
1 死の淵
2 死の淵に立つ
3 三途River
4 復活
5 Second Stage
曲のタイトルを見てもわかる通り、吉田さんが死の淵を垣間見たところをテーマにした作品
出てくる実際のサウンドは、運命を感じ、悲壮感漂い、という感じに進行するが、
さすがにそう強烈に悲観的なものではなく、曲によりそこはかとなく暗さを感じさせるものもあるが、全体としては淡々と受け入れられるようなサウンド。
3曲めは、吉田さんが「サンズリバー♪」と歌うところがちょっと滑稽に感じられたり..。
5曲めはタイトルから、生還して次の演奏活動に進めるというホッとした心情なのか、ちょっとほっこりとするような曲調
ある意味これがあるから救いになっている
永武のピアノは、暗さを見せるために低音を多めに使った演奏が多め。
跳ねるようなフレーズ使いとか永武らしさはしっかり出ており、ソロもしっかりたっぷりして楽しませてくるている。
4曲めの美麗な演奏も実に見事
個人的には、サンズリバーと歌っているバッキングでの演奏が、なんだか気に入っている
ベストは5曲め
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