藤原大輔,市野元彦,大村恒(20240330)

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藤原大輔のトリオによるアメリカーナを演奏するライブは、おおよそ3か月毎に行われているはずで、これが5回めになるんだと思います。
その5回はたぶん以下のとおりで、自分は初回、3回めをてみています。
 20230422 みれてません
 20231104 みれてません

メンツは、
藤原大輔(Ts)、市野元彦(G)、大村亘(Ds,Tabla)

配置は、左奥にドラムセット、その手前にタブラを置いて大村、さらにその手前に横向きに市野、右奥に藤原が立つ。
前回までとは異なる配置で、会話から今後はこの配置で落ち着きそう

定刻を5分も過ぎたところで開演。
今回のライブは、藤原、市野両氏がエフェクトな装置類を持ち込んでいて、藤原さんが曲の頭に、フレーズを覚えこませる作業をイントロ的に行うという展開が多め
そんな作業中は、大村さんのドラムと市野さんのギターが楽器を鳴らし続けていると..。
全体としては、初期の2回はアメリカーナを演奏するということで曲を演奏することが主体になっているような印象で聴いていたが、今回は曲のテーマはモチーフ化され、本編は3者それぞれの持ち味がかなりしっかりと出たサウンドになってきているような印象
藤原さんの、繊細にコントロールされた多彩な音使いが、まず実に見事。
そして出てくるフレーズもアメリカーナとしてはかなりとんがった箇所もあったりと攻めてる感じがあったか。
そこにさらにエフェクトが乗っかることになる。
曲によってかけ方と音の強弱はあるが、なんだかんだで独特の雰囲気を醸し出してくる。さらにフルートも数曲で起用
大村さんは、今回タブラはたしか2曲でしか使わず、大半がドラムの前に座っていた。
そのドラムも曲に応じてコントロールされたドラミングで、例えば雰囲気が重めの曲では低音多めにして重めの、逆に軽めの曲ではブラシを使うことで軽いサウンドを表現とか。
市野さんも曲に合あっているような合っていないようなフレーズで攻めてきたり、エフェクトを細かく調整しながら音色を作っていく場面を見せたりと、多彩なサウンドを仕掛けてくる。

お客さんは10人程度。1st setがライクーダー多めで70分くらい、2ndはボブディラン多めの曲構成で50分くらい。
白眉は、初回での演っていたJim O'Rourkeのユリイカの再演でした。
さらにアンコールにも応えてくれ、大満足のライブでありました。

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