"This Land Abounds With Life" Fabian Almazan

2_533.jpg
Fabian Almazanはある時期から、環境問題を理由にフィジカルでのアルバムリリースをしないという方針を出してまして、それ以降基本的にはリアルタイムでは聴けていないことになっておりまして..。
自blogでの紹介は、2017年の下記作で留まっています。
が、本人のhp(https://www.fabianalmazan.com/)を眺めてみると、本作以降の新作はでていないようです。
ちなみに本作は2019年のもので、ここにきて運よく聴くタイミングを得られたものです。

メンツは以下のとおりで、ピアノトリオが中心になったもの。
Fabian Almazan(P)、Linda May Han Oh(B)、Henry Cole(Ds)
Megan Gould(Vln:8)、Monica Davis(Vln:8)、Karen Waltuch(Viola:8)、Eleanor Norton(Cello:8)

演奏曲は以下のとおりで、未調査ですがすべてFabian Almazanのオリジナルでしょう。
01.Benjamin
02.The Everglades
03.The Poets
04.Ella
05.Songs of the Forgotten
06.The Nomads
07.Jaula
08.Bola de Nieve
09.Folklorism
10.Uncle Tío
11.Pet Steps Sitters Theme Song
12.Music On My Mind

1曲のなかで、動と静とが明確に切り替わる展開の曲が多め。
そんな曲の動のパートで激しく複雑に叩くドラムの上で、ピアノがこれでもかという熱いソロを繰り広げる場面があり、これがなんといっても凄くて最高の聴きどころ。
弦楽器が入る8曲めとか、なかには静が優っている曲もあったりするが全体としてはたぶんなんらかのストーリー性を持たせているんだと思われる。
さすがにピアノが前面に出てくる場面が圧倒的に多く、このピアノの二癖くらいありそうなフレーズが見事に格好良いが、ベースがフィーチャーされた曲があったりもしますが、まぁこれも想定内。
7曲めはピアノソロで抒情的でありながら煌びやかな演奏をがっつりと聴かせていてそんな変化球も見事。
他に、男声、鳥の声なんかも聞こえてたりと...。そんな感じなので、なにを伝えているかを考えながら、展開の変化を楽しむように聴き進むのが本来なんでしょう。

ベストは6曲めにします。

"This Land Abounds With Life" Fabian Almazan (https://www.amazon.co.jp/dp/B07QLH9TZ6 )

この記事へのコメント