"Enchanted" Tom Ollendorff
Tom Ollendorffというギタリストは知らないが、これはAri Hoenigの入ったギタートリオということで買いを決めている。
メンツは、この2人にConor Chaplinのベーシストを加えたもの。
このConor Chaplinという人も個人的には未知の人で当人のhp(https://www.conorchaplin.com/ )をみると40枚以上の参加作があるようでした。
Tom Ollendorff(G)、Conor Chaplin(B)、Ari Hoenig(Ds)
演奏曲は、Ari Hoenigが5曲、Tom Ollendorffが1曲のオリジナル。他に、John Coltrane, Richard Rodgers, Wayne Shorterで全部で9曲。
01. Satellite
02. The Painter
03. Arrows and Loops
04. Some Enchanted Evening
05. Home
06. Hollywood
07. Deluge
08. Child's Prey
09. Don't Take the G Train
冒頭がJohn Coltraneで7曲めにWayne Shorterの曲、さらに美曲Some Enchanted Eveningを演っていて、他の曲も4ビート、8ビートを交えた選曲だが、オーソドクス系というよりはコンテンポラリ系のサウンドと言った様相。
Tom Ollendorffのギターは、コンテンポラリ系としては正統的なサウンドで粗さのないきれいめな音色でなめらかでメロディアスな演奏を聴かせる。
ベースのConor Chaplinも、バッキングでは演奏を煽るような所作をみせるが、ソロではギターに負けないくらいメロディアスなフレーズを奏でていて見事な存在感を見せる。
この両者のメロディアスなサウンドの共演を、程よく煽りつつ繊細なドラミングでバックアップするのがドラムのAri Hoenig。
彼も相当メロディアスなドラマーであることは間違いない。
コンテンポラリ系ではあるが昨今の人気のあるギタリストの作品ほど尖がっておらず、さりとてオーソドクス系ほどの正統性のあるサウンドでもない、この中庸具合がなんとも心地良い。
最後の曲で、Ari Hoenigがメロディ奏法を披露しているのは、Ari Hoenigのリーダー作ではお約束なので..。
ベストは、曲の良さで7曲めにしましょう。
"Enchanted" Tom Ollendorff (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CM4LXGPF/ )
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