"Groove Street" Dave Stryker

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Dave Strykerを聴くのはこれが4作め。
前作が"As We Are" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/488007665.html )で、これはJohn Patitucci, Brian Bladeが入っていることが白眉のアルバムでした。
本作は、その前の"Baker's Circle" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/482303098.html )とメンツがほぼ一緒で、サックスがWalter Smith IIIからBob Mintzerに変わっている。
ジャケットを見れば一目瞭然だが、このサックス抜きのメンツがレギュラーグループで、サックス奏者はゲスト的扱いということになります。
Bob Mintzerはそのさらに前の作品 "Blue Soul" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/475236828.html )でつながりがあったのが縁なんでしょう。

Dave Stryker(G)、Bob Mintzer(Ts)、Jared Gold(Org)、McClenty Hunter(Ds)

演奏曲は詳細未調査ですが、オリジナルにWayne Shorter等が混ざっているようです。
1.Groove Street
2.Overlap
3.Summit
4.Infant Eyes
5.Soulstice
6.Cold Duke Time
7.Code Blue
8.The More I See You
9.Straight Ahead

ギターかオルガンとサックスによるテーマからソロに繋がっていく展開の、4ビート8ビートのザクザクとしたリズムの小気味よい肌触りのサウンドが並ぶ。
全体の印象はメンツもほぼ変わらないので前作と大きくは変わらないが、こちらのほうがオルガンが支配的な印象か。
バッキングもふくめてオルガンが出張ってきている場面が多く、そのサウンドに耳が持ってかれる場面が多いような感じ。
そのぶんDave Strykerのギターは、ソロも当然のごとくしっかりある(8曲め冒頭はソロでテーマを担っている)し、バッキングもギターサウンドはしっかり伝わってくるが、全体としては影が薄めになっているような印象も。
オルガンジャズ的グルーヴ感は充分に感じられるが、良い意味でのひっかかりがあまり感じられなかったり、全体として若干単調な感じがするのは予定調和的なところがあるにしても、自分が聴きどころを掴みきれていないからなんでしょう。

ベストは3曲め

"Groove Street" Dave Stryker (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CLM798R2/ )

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