"Tree Falls" Taylor Eigsti

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これまでTaylor Eigstiのリーダー作は聴いていませんでした。
ただし、Gretchen Parlato、Eric Harland、Kendrick Scott等々参加作は多数聴いているので、実際のところリーダー作を聴いてない実感はあまりありませんでした。
本作は2022年の作品で"Plot Armor" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/503294696.html?1715462828 )を聴く前後に合わせて聴く機会を得られたもの。

メンツはすべての曲にすべての面々が入っているわけではなさそうですが、ボーカリストを3人、弦楽器も名を連ねています。
Taylor Eigsti(P,Kbd)
Becca Stevens(Vo)、Casey Abrams(Vo)、Gretchen Parlato(Vo)
Charles Altura(G)、David Ginyard(B)、Eric Harland(Ds)、Ben Wendel(Sax)、Sam Sadigursky(Fl,Cl)
Nathan Schram(Viola)、Emilie-Anne Gendron(Vln)、Hamilton Berry(Cello)

演奏曲の詳細は未調査だが次作同様にスタンダードにオリジナルが含まれていると思われます。
01. Sparky
02. Skylark
03. Hutcheonite
04. Play With Me
05. Tree Falls
06. Rainbows
07. Listen In
08. Accidentally
09. Bandwiches
10. Plane Over Kansas
11. Tree Fell
12. The DJ Situation

1曲めのギターを前面に出したアレンジから、ピアノのガッツリとしたソロ、弦楽器のアンサンブル、サックスソロとてんこ盛りで、格好良いんだけどちょっとやりすぎ感が漂うようなところも。
次作を先に聴いているが、メンツ含めて本作のコンセプトをそのままに発展させたのが次作という扱いで間違いなさそう。
全体を聴いたイメージとしては、あちらがロックなテイストを感じたのに対し、こちらの方がポップスなテイストを感じる。
ボーカルも、こちらは半分くらいの曲に入っている感じ。
たぶんビート感の差ではないかと思うが、こちらが曲の旋律の心地良さで聴かせるような作風と感じられる。
こちらもあちらもいろいろ難易度の高いことを演っているのはそこはかとなく感じられるが、
前作であるこちらのほうが、そんな気配を感じさせずノリの良さで聴かせる作風でとっつきは良いのかもしれない

ベストは3曲めにしましょう。

"Tree Falls" Taylor Eigsti (https://www.amazon.co.jp/dp/B08P6D7H2Y )

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