"Eagle's Point" Chris Potter

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Chris Potterの新作は、前作と同じくEdition Recordsからのリリース。bluenoteでもECMでもGeffinでもない、あまりメジャーではないところからのリリースです。
その前作の紹介は以下のとおり。
 "Got The Keys To The Kingdom: Live At The Village Vanguard”(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/499174050.html )
本作は後述のとおりとっても豪華なメンツによるカルテット作であります。
こんな、そもそも超多忙な豪華な面々を揃えてくる場合、初対面でなくとも超久々の演奏で準備もそこそことなると予定調和の刺激の少ない演奏でお茶を濁す可能性を孕んでいるのが危ういのですが,,。
ここでの4人のうち3人は、John Patitucciのリーダー作(下記)で近年のうちに共演済み。
ということで、丁々発止のサウンドを大いに期待して購入を決めています。

メンツは以下のとおり、豪華な面々を取り揃えています。
Chris Potter(Ts)、Brad Mehldau(P)、John Patitucci(B)、Brian Blade(Ds)

演奏曲はボーナストラック以外はすべてChris Potterのオリジナル。9曲めが国内盤限定のボーナストラックです。
1. Dream Of Sale
2. Cloud Message
3. Indigo Ildiko
4. Eagle's Point
5. Aria For Anna
6. Other Plans
7. Malaga Moon
8. Horizon Dance
9. All The Things You Are

非4ビート多めのコンテンポラリー系といった曲調が中心の選曲。
メンツは、上述のとおり文句ない面々が名を連ねている。
Chris Potterのサックスは、野太い音色による地に足のついたがっつりの演奏という印象のいつものガッツリとしたもの。3曲めでバスクラを披露
ドラムのBrian Bladeの変幻自在なドラミングの妙も見事だし、ベースのJohn Patitucci のグループ感あるフレーズも当然見事。ピアノのBrad Mehldauも当然の如くキレの良いピアノを楽しませてくれる。
誰を注視して聴いていても、それぞれ聴きどころ満載、聴き応え充分な演奏を楽しむことができる
ラストがサックスソロでの演奏で、これは国内盤のボーナストラックだが9分越えの充分すぎるボーナストラックになっている。

ベストは4曲めにしましょう

"Eagle's Point" Chris Potter (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CRTWWBS1/ )

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