"Tomorrow's Another Day" Jeremy Pelt

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コンスタントに1年1作のリリースを続けているJeremy Peltの2024年の作品です。
近作は以下のとおり
 "Art Of Intimacy Vol.2: His Muse" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/499491531.html )

メンツはこれまでのVictor Gouldを中心とした面々とはまるっきり別になっていて、全部はチェックしていませんが、最近頭角を現してきた若手を中心とした布陣のよう。
Alex Wintz, Allan Mednard, Frank LoCrastoは、2019年の"Jeremy Pelt The Artist" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64779186.html )に入ってました。
Jeremy Pelt(Tp)、Jalen Baker(Vib)、Alex Wintz(G)、Leighton McKinley Harrell(B)、Allan Mednard(Ds:2,3,4,8)、Deantoni Parks(Ds:1,5,7)
Frank LoCrasto(Rhodes:2,P:7)

演奏曲は共作も含めてすべてJeremy Peltのオリジナルで全部で8曲
1. Ante Meridiem
2. No A.I
3. Earl J
4. Amma Is Here
5. Milocraft (It's a Cartoon World)
6. People
7. Basquiat
8. Tomorrow's Another Day

ループとかスクラッチだったり、いろいろ電気的な処理を使ったトラックをふくめて(5.7曲めが凄い)、シンプルでありながらかなり凝った音作りをしたリズムが、まずは印象的。
そのリズムの上に、Jeremy Peltのトランペットが軽やかに乗っかってきてハードに突っ切るように吹き抜ける。
これが、余裕感があって非常に心地良く響き渡るようなサウンドで格好良い。
続くヴィブラフォンのソロの音色との繋がりもスムーズに考えられていそうな気もする
そんな雰囲気を悔い改めるように、ギターのかなり攻めたソロが割り込んでくるが、これがインパクトも大きいがなんとも格好良い
スローな曲が2曲入るが、6曲めは甘いサウンドのトランペットが印象的で、8曲めは泣きのギターソロが素晴らしい。

ベストは5曲め

"Tomorrow's Another Day" Jeremy Pelt (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CSWR6YCN/ )

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