"Opera" 桑原あい
桑原あいは2012年からの付き合いで、デビュー初期は出たら買いしてまして、これまでのリーダー作の紹介は以下のような状況
"From Here To There"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61449684.html )
"Sixth Sense"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61934350.html )
"The Window"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62659308.html )
"Love Thema"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63152665.html )
"Somehow,Someday,Somewhere"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64062389.html )
"Dear Family"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64348943.html )
"To the end of this world"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64611830.html )
"Live at Blue Note Tokyo" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64788994.html )
"Making Us Alive" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/494912435.html )
最近の作品は聴かなくなってしまっているのですが、本作は図書館で見つけて名前を懐かしく思い借りてきました。
2020年11月に東京オペラシティでライブ録音されたもので、2021年にリリースされたもの。
演奏はソロピアノ
桑原あい(P)
演奏曲は、1曲がオリジナル(10)で、残りはさまざまな有名曲(自分が知ってるかは置いといて)が並ぶ
01.New Cinema Paradise
02.Livin’ On A Prayer
03.Leonora's Love Theme
04.Loro
05.Waltz For Debby
06.星影のエール
07.Going To A Town
08.Mishaps Happening
09.Everything Must Change
10.The Back
11.Daydream Believer
確か、桑原の愛奏曲だか、愛聴曲だかを集中的に演奏するようなセットリストだったと記憶しているが、ホールらしい残響をともなったサウンドで、クラシックの奏法を駆使しながらのおおらかな演奏。
過去作の印象は、これでもかというほどに弾き倒すような勢いで押していくような演奏が清々しいような印象だったが、そういう意味ではだいぶ落ち着いた演奏という印象。
ただ、ハッとさせられるタイミングが何度かあったのも事実。
気を衒ったような凝ったアレンジとかはなしに、たぶんキャリア的に容易に思いつくらいのアレンジを即興的に織り交ぜつつ、好きな曲を気分の赴くままに弾きつないでいくような感じだったんじゃないかと推測する。
それでいて破綻なく淀みのない演奏を全編にわたって聴かせているのは考え過ぎずにピアノと対峙しているが故と思えるくらいに、主旋律を大切に演奏しているのが印象的
ベストは思いあれたっぷりに聴かせる3曲めにします
"Opera" 桑原あい (https://www.amazon.co.jp/dp/B08R7L28DW/ )
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