"Illusion Of Choice" Michael Thomas

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Michael Thomasというアルトサックス奏者のリーダー作で、これはメンツが気になって試聴したらよさそうだったので数合わせも考慮しつつ買いを決めています。
リーダー作としては3枚めになるようですが、過去作は未聴。
参加作はは、Brad Mehldauの"Finding Gabriel" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/468530124.html)に入っているのが見つかりました。

気になるメンツは、ピアノのManuel Valeraは2010年にリーダー作を聴いています。
ドラムのObed Calvaireは、最近リーダー作をリリースしましたがこれは未聴
 "150 Million Gold Francs" (https://www.amazon.co.jp/dp/B0D4R6VW3K/ )
さらに、お馴染みのMatt Brewerのベースを加えたオーソドクスなカルテット編成
Michael Thomas(As)、Manuel Valera(P)、Matt Brewer(B)、Obed Calvaire(Ds)

演奏曲は、1曲(9)を除いてすべてMichael Thomasのオリジナル。
1.Circles
2.Hokkeshu
3.Information Paradox
4.The Other Side
5.Shades Of Green
6.Mnemosyne
7.Darkness Of Light
8.The Illusion Of Choice
9.It Could Happen To You

4ビート8ビートのコンテンポラリ系で、耳馴染みの良い曲が並ぶ。
Michael Thomasのサックスはテンション高めでエネルギッシュ。
とくにソロになるとこれでもかってくらい延々と吹きまくっていて、そのアグレッシブなサウンドに痺れる。
とくに9曲めでの循環呼吸かと思わせるような延々と続くサックスのミニマル的なソロが圧巻
よく歌うMatt Brewerのベースに、Obed Calvaireの曲調により変幻自在に表情を変えるが全体にノリの良さをみせつけるドラムとが醸すノリの良いサウンドが非常に心地良い。
Matt Brewerは曲によってエレベをもつ場合も。
ピアノのManuel Valeraも、同様にエレピを弾く場面もあるが、左手のブロックコードを多用して演奏にまとまりをつけているようなところがありそう。
そのピアノがソロになると曲調にも拠るがタッチはそう強くないががっつり弾きまくっていてこれが気持ち良い。
キューバ出身だが、ここではあまりラテン的な色彩は感じられないか

ベストは5曲めででしょう

"Illusion Of Choice" Michael Thomas (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CRSWS5Y8/ )

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