"Vienna 2023" Julian Lage
Julian LageのリーダーライブのBootlegを2枚まとめて購入したのでその紹介。
購入したのは2023年のトリオと2024年のカルテット。
カルテットのほうは、"Tribute To Jim Hall"と題されたコンサートのもの。
こちらは2023年のトリオのほうの紹介ですが、Julian Lageの近作は
"Speak To Me" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/503365028.html )
で、これは本作と同じトリオにピアノやサックスが客演したものでした。
その前には、同じトリオにBill Frisellが客演したものが2作出ていました。
"View With A Room" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/494687888.html )
そういう意味でも、近年のレギュラートリオの3人だけでの演奏が聴けるという意味でも本作の価値があるってもんです。
メンツは上記のとおり、レギュラートリオの3人
Julian Lage(G)、Jorge Roeder(B)、Dave King(Ds)
演奏曲は以下のとおり。過去発表済曲が多めのような気がしますが、しっかり確認はしていません。
Disc 1
1.Introduction
2.Twilight Surfer
3.Auditorium
4.Member Introduction
5.Hymn / Podium
6.Story Of The Years
7.Welcome Blues Blues
8.Serenade
9.Unknown Title
Disc 2
1.Vanishing Point
2.Word For Word
3.Tributary
4.Temple Steps
5.Emily
メンツも、正規盤からBill Frisell等ゲストが抜けるだけで変わらないので、基本的な音世界は上記記載の3アルバムと同様に、大枠ではアメリカーナの範疇なサウンド。
ただ、拍が単調ではなくドラム、ベースによるリズムも一筋縄という感じではないところが、いにしえのサウンドとはひと筋もふた筋も変わっているところ。
ライブなだけに、さすがにスタジオ録音のサウンドとは異なり、あらためてメンツが近いBill Frisell入りのほうのアルバムを聴き直したら、(過去に聴いた淡い記憶より)思った以上に端正で整った演奏がされていて驚く。
こちらが、ライブならではの躍動感と良い意味での粗さとが相まり、さらに展開もドラマチックでより躍動的。
さすがにレギュラートリオだけあって息の合った演奏で、ゲストが入らない分、阿吽の呼吸等正直こっちが絶対に格好良いし聴き応えがあると感じている。
きっと正規録音の音源もあるんでしょうから、レギュラートリオのライブ盤ってのをリリースすべきだと思うけど、まぁないでしょう。
ベストはdisc1 9曲めにしましょう
"Vienna 2023" Julian Lage
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