"Closer Than We Think" Dayna Stephens

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Dayna Stephensのリーダー作を聴くのは、2020年のライブアルバム以来ということになるようです。
そんなに経つのかとちょっと驚いて調べてみたら、2021年にBen Street, Eric Harlandとのトリオ作がありました。
マイナーレーベルのようなので見逃したんでしょう。
本作はこれら前作とは打って変わって、名前に記憶のない若い?面々を揃えて作成されたもの
自blogを漁ったところ、ベースのKanoa Mendenhallは、永武,大村のNY録音ユニットであるEfreydutのアルバムに入っていた人でした。
ドラムのJongkuk Kimは、Mike Dirubboのリーダー作で聴いていて、レギュラーメンバーのよう
Emmanuel Michaelは初聴きでした。

そんな面々に1曲だけJeremy Peltが客演しています。
Dayna Stephens(Sax)、Emmanuel Michael(G)、Kanoa Mendenhall(B)、Jongkuk Kim(Ds)
Jeremy Pelt(Tp:6)

演奏曲はDayna Stephensが3曲、Emmanuel Michaelも3曲, Kanoa Mendenhallが1曲のオリジナル
さらにJulian Lage, Wayne Shorter, David Berkman等で全部で11曲。
1.Bubbly
2.The Nomad
3.Ryland
4.Scrutiny
5.Placate
6.E.S.P.
7.A New Spring
8.Te
9.Blue Poles
10.Back Home
11.Placate (Reprise)

牧歌的な雰囲気を少し感じさせるJohn Scofieldが好みそうな感じと思わせるゆったりめなコンテンポラリ系のサウンドが基本。
ベースとドラムが良いコンビネーションでリズムトラックを形成。
これが良い具合に作用している。
フロントは、サックスとギターが同時進行的に即興を重ねていくようなスタイルで、サックス、ギターのいずれかだけでソロを披露する場面はあまりないが、これが良い感じに音の厚みになっていて好感触。
6曲めでマイルスの有名曲が出てくるが、ここでJeremy Peltの冴えざえしくも素晴らしいソロをたっぷりと時間をかけて聴かせており、良いアクセントであり聴き応えもたっぷり。
メンツは、若手を揃えたい布陣となっていて,いずれも初聴きになるが、ギターのEmmanuel Michaelは、John Scofieldぽい変態フレーズを加味したコンテンポラリ系
ここでは、立場もあると思うがあまり派手な振る舞いという感じではないがセンスの良さは感じさせる
10曲めがEWIを使ったボサノバ調の曲で、これおmちょっとしたアクセントになっている

ベストは4曲め

"Closer Than We Think" Dayna Stephens (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CR5H92XP/ )

この記事へのコメント

2024年07月26日 08:45
このギタリスト上手過ぎですね!
サックス+うねうねギターの頃のモチアンバンドのビルフリのヘリテージを感じました
調べたら若い学生さん(もう卒業した?)みたいですね
早速音源調達しましたよ
ナイス情報&記事楽しみに拝読させて頂いていますm(_ _)m
oza。
2024年08月04日 09:22
>このギタリスト上手過ぎですね!
Emmanuel Michael
たしかにうまいなとは思いましたが、そんなに若かったんですね。

>早速音源調達しましたよ
こちらは、このコメントをいただいたあと、youtubeで音源聴いてみました

今後もよろしくお願いします。