世田谷トリオ(20240817)
久々に、新宿PitInn に行ってきました。そして、久々に世田谷トリオのライブを見てきました。
自blogの記録を見ると、コロナ前の5年前以来の新宿PitInnでありました。
仕事場が変わり田舎方面への通勤になったこともあったので、まぁ納得できる
最後は、本田珠也のトリオでした
"(20190419)" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64783856.html )
じゃぁ、世田谷トリオはどうだったかというと、さらにその1年前の2018年以来でした。
"(20181011)" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64627120.html )
その世田谷トリオですが、今年初頭に新作が出てまして、その入手もずっと画策していたことも、今回参戦の理由のひとつ。
アルバムは、正規版の初リーダー作が過去に1枚出てますが..、
"Introducing Setagaya Trio" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64491031.html )
実はその前に非正規版(たしかCDRで)ってのが出てまして、それも含めて全部入手して聴いています。
"Live Bootleg Vol.1" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64637096.html )
"Live Bootleg Vol.2" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64637103.html )
久々のピットインで久々の世田谷トリオ。
開場前に店の前を通りかかったら、ちょうど岩見君が店の前を歩いていて、目があったら覚えていてくれて、ちょろっと挨拶しました(岩見君も2020年の後藤篤カルテット以来..
"(20200627)" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/475959101.html )
開場ちょっと後にお店に着くと、入場の列ができていて、人気の高さがうかがえます。
最終的にお客さんは30人を少し超えてたようで、さらに前席から埋まっているような状況だったので、人気の高さは間違いのないところ
舞台は、PitInnの定常の、左にピアノ、右にドラム、真ん中にベースという配置。
メンツはずっと不変の以下の通り
高橋佑成(P)、岩見継吾(B)、吉良創太(Ds)
ほぼ定刻に演奏スタート、最初にメンバー紹介のMCがありそこから4曲立て続けに演奏
1stは6曲、うちオリジナルが4曲準ずる曲1曲で、ほぼ1時間
ラテン調を中心に、派手めな曲が多め
2ndも基本的には曲毎のタイトル紹介はなく複数曲演ってから曲紹介をするような進行で、こちらも6曲でオリジナルは1曲だけで、他はBill Frisell, Theronius Monk, Duke Ellington, 80/81などを。
曲調としては若干しっとりめだったりキメがわかりやすかったりという感じだが、中程以降、結局曲関係なくがっつりの演奏になだれ込むのはお約束。
こちらも、ほぼ1時間で、さらにアンコールにも応えてくれ、John LennonのImagineを!
テーマから即興のあとテーマに戻らず終演としていたが、これが良いまとまりで格好良かった。
高橋が次の予定があるとのことでしたが、かなりギリギリな時間まで演奏してくれたことになります。感謝感謝
基本的進行は、テーマは、ピアノかピアノとベースのユニゾンからで、即興はピアノが先行するのが多めだが、ベースからの曲もあったか。
ピアノソロのバックをドラムとベースとで音数多く空間を埋め尽くし、あるタイミングで音をブチっと切るようなアレンジが施され、ここが世田谷トリオらしいところ。
久々に聴いた高橋のピアノの、右手左手のユニゾン、右手の高速フレーズ、タッチの強弱の微妙なコントロール、美麗フレーズからのフリーフォームと、あらためて上手さ巧さを実感した。
音数がめっぽう多い吉良のドラム
しかも数曲でたっぷりがっつり、これでもかってなソロを披露
数日前にちょっとトラブルがあったようで腕にテーピングをしてたが、そんな気配を見せないとんでもなくパワフルな演奏でぶっ飛んだ
岩見の、体を揺さぶり、顔の表情豊かに、汗をたっぷり掻きながら、アルコとピチカートを半々に使いアグレッシブでパワフルなベースを響かせる
個人的には前述のとおり6年ぶりくらいになるが、アグレッシブで熱い演奏がさらに進化した世田谷トリオをたっぷりと堪能させてもらいました。
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