"La Dolce Vita" Stefano Di Battista
Stefano Di Battistaのリーダー作は2021年の下記作以来。
"Morricone Stories" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/482914868.html )
この前が、2015年の作品で6年も待たされてました。
これまでに紹介したリーダー作(共作含む)は以下の通り。
"Giu La Testa"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63041751.html )
"Woman's Land"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60766517.html )
"La Musica Di Noi"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59374219.html )
"trouble shootin'"(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a50444831.html)
Stefano Di Battistaのリーダー作は全部買いしているので、本作も迷わず買いを決めています。
ただし、値段が昨今の円安のせいかお店毎に相当ぶれていて、どこから買うかさんざん悩みました。
メンツは前作"Morricone Stories"と基本的には同じで、Matteo Cutelloが約半分の曲で加わってます。
Stefano Di Battista(Sax)、Fred Nardin(P)、Daniele Sorrentino(B)、Andre Ceccarelli(Ds)
Matteo Cutello(Tp:1,3,5,6,8,11,12)
選曲は、イタリアのスタンダードと呼べそうな楽曲が並んでいるような感じで全部で12曲
1.La vita è bella
2.Con te partirò
3.Tu vuò fa l'americano
4.Roma nun fa' la stupida stasera
5.La dolce vita
6.Via con me
7.Una lacrima sul viso
8.Sentirsi solo
9.Volare
10.La califfa
11.Amarcord
12.Caruso
イタリアのハードバップらしい明るくノリの良いのザクザクとした4ビート。
2管ユニゾンによるテーマから溌剌としたサックスソロトランペットソロピアノソロと立て続けに畳みかけてくるようなところは、心浮き立つようなジャズの楽しさをしっかりと体感させてくれる。
イタリアの曲が故というのもありそうな気がしている。
ピアノのコロコロしたサウンドと、ドラムのザクザクと刻むサウンドとをメロディアスに丸く包み込むベースという3者のコンビネーションが、実に心地良い。
合間に入ってくるしっとりとした演奏も程よい明度と軽快さを持ったもので、重くはならない。
12曲めとかかなりな哀愁感漂う旋律ではあるが、どっぷりと沈み込まないところがこの辺もイタリアンジャズらしくて好感触。
ベストは6曲めでしょう
"La Dolce Vita" Stefano Di Battista (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CTS58RMH/ )
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