"Rise in the East" CRCK/LCKS
CRCK/LCKSは、Saxの小西がリーダーを務める若手の敏腕ジャズミュージシャンが集まって結成したポップバンドという紹介で良いと思います。
本作は、2021年10月のライブ音源を収録したもので、ダイジェスト版は2022年にダウンロード販売されていました。
"(Digest ver.)" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/492782602.html )
全貌版は、2022年夏のツアーの際に会場限定で発売されていたが、このCDがこの度一般発売されまして、ダブるのを承知で購入してきたもの。
CRCK/LCKSのアルバムは2016年からこれまでに5作リリースされていてその紹介文は以下の通り。
"CRCK/LCKS" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63750539.html )
"Double Rift" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64572120.html )
"Temporary" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/472752629.html )
"Temporary vol.2" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/473385838.html )
メンツは、このとき表明していた脱退を撤回した井上銘を含む現在は安定している以下の5人
小田朋美(Vo,Key)、小西遼(Sax)、井上銘(G)、越智俊介(B)、石若駿(Ds)
演奏曲は以下のとおり、ダイジェスト版より8曲も多い!
01.Goodbye Girl
02.パパパ”!
03.O.K.
04.窓
05.Kiss
06.エメラルド
07.IDFC
08.ひかるまち
09.たとえ・ばさ
10.Lalala
11.Get Lighter
12.No Goodbye
13.Skit
14.ながいよる
さすがにライブらしい勢いのある演奏が気持ち良い。
ちょっとクセのある、難易度高そうな楽曲をアルバムの演奏と遜色なく再現し聴かせるのは実力者揃いのバンドであることを見せつける。
ジャンルとしてはポップスになるはずなので、演奏が主体になる場面は非常に少ないが、それでもこれだけのメンツなので、演奏を中心に楽しんでも充分に満足できる
5曲めでの井上のバッキングとリフのキレの良さ格好良さ。
いろんな曲でたっぷりと格好良く弾きまくっているので井上を聴くだけでも満足度はかなり高い
1曲めのキレキレのソロも良いが7曲めのゴリッとしたリフも良い味出してる小西のサックス。
ところどころフルートも吹いている。
全編にわたってグルーヴ感たっぷりの越智のベースもどこを切っても格好良い演奏を聴かせている。
9曲めでは高音基調の短いソロを披露。
さまざまな音色で、華やかなリフをいろいろ聴かせている小田のエレピ。
9曲めのイントロのしっとりとした演奏の味わいが素晴らしい。
10曲めのイントロが石若のソロ然としていて重厚なビートをたっぷりと堪能することができる
井上の復帰宣言は、 2曲めで「戻ってきました」と、最後に二言三言会話が聞こえる
このアルバムのサウンドから井上がいなくなった時の音を想像するとかなり物足りないものになる気がするので、継続参加してくれて、聴く側としてもとっても安堵している
ベストは4曲め
"Rise in the East" CRCK/LCKS (https://www.amazon.co.jp/dp/B0D47ZSD9L/ )
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