"E.s.t.30" Magnus Ostrom / Dan Berglund
Esbjorn Svenssonが亡くなって15年以上、没後これまでにリリースされた、未発表音源、発掘音源、Esbjorn Svenssonの曲を再構成等々これまで関連の作品が6作リリースされています。
"LEUCOCYTE" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a54776568.html )
"e.s.t.Symphony" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63984520.html )
"Live In London" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64539601.html )
"E.S.T. Live In Gothenburg" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/473056436.html )
本作もその流れで、結成30周年を記念して、e.s.t.のオリジナルメンバーであるMagnus Ostrom, Dan Berglundを中心にセクステットを招聘して録音したもの。
メンツは以下の通りトリオではなく2管+ギター入り。ピアニストにJoel Lyssaridesが起用されていますがこの人は初聴きでした。
Magnus Ostrom(Ds)、Dan Berglund(B)、Magnus Lindgren(Ts,Fl)、Joel Lyssarides(P)、Verneri Pohjola(Tp)、Ulf Wakenius(G)
1.From Gagarin’s Point of View
2.Seven Days of Falling
3.Eighthundred Streets by Feet
4.Tuesday Wonderland
5.Elevation of Love
6.Believe, Beleft, Below
元曲の良さがとても良く表出できている作品。
ピアノトリオで演奏された元の演奏が、唯一無二な独特な雰囲気を持っていたので、所帯の規模を大きくすると、イメージがぼやけて、e.s.t.らしい雰囲気が出てこない気がして、購入するかちょっと悩むほどあまり期待していなかったのが間違いでした。
全体的の雰囲気は元曲のピアノトリオの密度感、空間感を残したまま、主旋律をピアノ以外が担う場面を作ることで音のイメージの幅、表現の幅、印象の拡大に繋げているような感じ。
それがさらに元曲の魅力をがっつりと引き出しているような感じ
2曲め、5曲めでのUlf Wakeniusのソロ、3曲めでのVerneri Pohjolaのトランペットでのイントロとか、曲の雰囲気を維持したまま良い味を足していて、アレンジの良さというのもあると思わせる。
ベストは4曲めでしょう
"E.s.t.30" Magnus Ostrom / Dan Berglund (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CXL2NBTK/ )
この記事へのコメント