"Memento" Alexander Claffy
本作はメンツを見ればわかる通り、純粋にKurt Rosenwinkel買いです。
とはいえ、Alexander Claffyのリーダー作を買うのはこれが3枚め(でも全部Kurt Rosenwinkelに限らないがメンツ買いであるのは間違いないw
"Standards: What Are You" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64686446.html )
"Good Spirits" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/489626089.html )
メンツは、Kurt Rosenwinkelをフロントに据えたギタートリオを固定して、複数のピアニスト、ビブラフォンに、、管楽器が数人はいるような構成
Alexander Claffy(B)、Kurt Rosenwinkel(G)、Jimmy Macbride(Ds)
Tim Brey (P:1,4-6)、Dave Kikoski(P:2-4))、Simon Moullier(Vib:1,2,4-6)、
Matt Chalk(As:1,5)、Stacy Dillard(Ts:2,4)、Eric Alexander(Ts:6)
演奏曲は、Alexander Claffyが2曲、Simon Moullierが1曲のオリジナル。
Joe Henderson, Richard Rodgers, Michael Weiss各1曲で、全部で6曲。
1.Brother
2.Tokyo
3.Tassia
4.Jinriksha
5.This Nearly Was Mine
6.Power Station
冒頭、ドラムレスでのサックスソロのようなイントロ。
続いてベースソロになることで、リーダーがベースであることをあらためて認識する
その後ドラムが入ってきて、ここからが本編
テーマをサックス、ギター、ビブラフォンで奏でているのが良い味わいを見せている
全体としては4ビート8ビート中心のコンテンポラリ系で、テーマは若干捉えところのなさを感じさせる複雑な旋律が多め
Jimmy Macbrideのドラムが煽りかたが見事で、勢いのある演奏に、さらに勢いをつけている
ピアノが二人クレジットされているが、個人的感覚としてはDavid Kikoskiのほうが秀逸
2曲めのソロとかさすがと唸らせるかなりな聴き応え
Tim Breyのほうが奏でるフレーズがオーソドックスな印象で、Dave Kikoskiのほうが要所要所のフレーズに強いインパクトを感じる
テーマのユニゾンと、おおむね曲後半で登場するがっつりとしたソロとが強烈なインパクトを魅せるのがKurt Rosenwinkelのギター
なんだかんだで、この存在感というか大御所感というか、唯一無二のものを感じさせる
Kurt Rosenwinkelを聴くためだけに購入して充分に満足できると思う。
ベストは 2曲めにしましょう
"Memento" Alexander Claffy (https://www.amazon.co.jp/dp/B0D182JKXK/ )
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