"Brasil" Lee Ritenour / Dave Grusin

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Lee Ritenourのアルバムをこのblogで紹介するのは、これが初です。
当然名前は知っているし、有名曲は(どんな形にしろ)聴いているとは思うが、これまで積極的には聴いていません。
本作も効かせてもらうタイミングをいただいたので聴けたものです。
ついでに言うと、Dave Grusinも自blog検索ではひっかからないですが、GRPレーベルにはいろいろお世話になっていました。

本作はこの両名の双頭名義で、過去からテーマにしていたブラジリアンフュージョンの作品。
ただし、メンツがブラジルのミュージシャンを多く起用したもので、ここが過去作との大きな違いらしい(伝聞)
Lee Ritenour(G)、Dave Grusin(P)、Gregoire Maret(Hca)、Edu Ribeiro(Ds)、Bruno Migotto(B)、Marcelo Cost(Per)
Tatiana Parra(Vo)、Ivan Lins(Vo)、Celso Fonseca(Vo)、Chico Pinheiro(Vo)

演奏曲は、未確認だがブラジル由来の曲だけで、オリジナルはなさそう。
1 Cravo e Canela (Cloves & Cinnamon)
2 For the Palms
3 Catavento
4 Vitoriosa (Victorious)
5 Canto Invierno (Winter Song)
6 Meu Samba Torto (My Crooked Samba)
7 Stone Flower
8 Boca De Siri (Keep It Quiet)
9 Lil Rock way

ブラジルなサウンドをスムースジャズ的にさらりと聴かせる。
一言で言えば、暑苦しい夏のさなかに清涼的に作用するようなサウンド
Lee Ritenourのアルバムを積極的に聴く人はこういうサウンドを求めているんだろうなというど真ん中なイメージだが、本当かは??
Lee Ritenourのギター、Gregoire Maretのハーモニカ、Dave Grusinのキーボードが次から次へと織りなす心地よいサウンドに、Tatiana Parra、Ivan Linsをはじめとする女性ボーカルに、Celso Fonseca、Chico Pinheiroら男性のボーカルが彩を添える
過去のリトナーのブラジリアンなアルバムではリズム隊がアメリカ人だったそうだが、ここではブラジル人が担っている。
それが故に、野暮ったいリズムが払拭されリズム面でも満足度が高いと、巷では評判が良いらしい
過去作も、齧る程度にも聴いていない身としては軽やかなノリのブラジリアンフュージョンを心地良く気持ち良く楽しませてもらったというところ

ベストは5曲めてましょうか

"Brasil" Lee Ritenour / Dave Grusin (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CYR3Q3FW/ )

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