"The Next Step Band Live at Smalls 1996" Kurt Rosenwinkel
最近のKurt Rosenwinkelは、活動が活発化しており、リーダー作以外に参加作が多くリリースされ、さらに本流以外の活動が活発化している。
ギターを弾いていない
"Plays Piano" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/485983366.html )
クラシック
"Chopin Project" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/489626104.html )
バリトンギター
"Berlin Baritone" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/498740671.html )
発掘音源
"Lovesome Thing" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/502195104.html )
本作も、この発掘音源の一環で、2001年にリリースされた"Next Step" (https://www.amazon.co.jp/dp/B000053U8U/ )と同じメンツで1996年に行ったライブ音源。
このバンドは、この頃?前?から活動していて、アルバムが集大成だったんでしょう。
メンツは、"Next Step"のオリジナルメンバーにBrad Mehldauが客演している。
Kurt Rosenwinkel(G)、Mark Turner(Ts)、Jeff Ballard(Ds)、Ben Street(B)、Brad Mehldau(P:3,6)
演奏曲も、"Next Step"に収録されている曲を中心としたもの。
1.A Shifting Design
2.Use of Light
3.Zhivago
4.Alpha Mega
5.A Life Unfolds
6.The Next Step
7.Minor Blues
ライブではあるが、あまり粗さを感じさせないきっちりとした完成度の高いサウンド
各人のソロもテンションを無理に上げてこず抑制の効いたなかでも熱さを感じさせる演奏を繰り広げていてそこがまた格好良い
Kurt Rosenwinkelが、昨今のいかにもKurt Rosenwinkel然とした演奏と比して、オーソドックスなスタイルを混ぜ込んだ演奏をしていてちょっと新鮮
6曲めで彼のボイスが入るが、この頃からこんなことはやっていたのねと、ちょっと驚いた
曲によっては、Mark Turnerのほうが前面に出てきているものもあり、テーマからソロから個性ある演奏をたっぷりと聴かせてくれ、こちらも非常にそそられる
3曲め6曲めでピアノが入り、それがなんとBrad Mehldau。
Brad Mehldauの演奏もしっかりたっぷりとしたソロも含めて、充分に演奏を楽しませてくれる。
が、こちらも最近のBrad Mehldauの演奏とはちょっと雰囲気が異なっているような印象
ベストは3曲めにしましょう
"The Next Step Band Live at Smalls 1996" Kurt Rosenwinkel (https://www.amazon.co.jp/dp/B0D41P334L/ )
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