"III" Nir Felder
Nir Felderの3枚めのリーダー作です。
過去作の紹介は以下の通りだが、初作は約10年前なので、経歴からするとリーダー作のリリース量はかなり少ないということになる。
"Golden Age" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62485099.html )
その分、参加作ってのは相当な量があり、自blog掲載の近作を2つだけ記載しておきます。
Alan Ferberの "Up High, Down Low" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/500779926.html )
Brian Landrusの "Capsule" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/475369416.html )
これは直販はあるようだが、基本は配信でだけリリースされているもので、聴かせてもらった音源です。
アルバムタイトルは、前作"II"に続くシンプルなものになっているが、あまり深く考えていないんじゃないかと邪推。
メンツはギタートリオ編成を基本として、1曲めだけメンツが異なる。
Nir Felder(G,Rhodes,Syn..)、Jimmy Macbride(Ds)、Matt Penman(B:2-7)
Kevin Hays(P:1)、Orlando Le Fleming(B:1)
May Cheung(Vo:3)
演奏曲は以下の通り
1.Mallets
2.Cold Heaven
3.Longest Star
4.Era's End
5.Dream
6.Sea of Miracles
7.Revival
8ビート中心16ビート少々のロックなサウンドが基本の、全体的にノリの良い楽曲が並ぶ。
1曲め以外はトリオでの演奏で、ギターが一部ではたぶん多重録音も駆使して、ディストーション等少しエフェクトをかけたようなサウンドで、ギターをバリバリと弾きまくっているのが非常に心地良い
Jimmy Macbrideの叩きだす重量級だが軽快なドラムと、そこに綺麗に絡んでゆくMatt Penmanのよく歌うベース
が絶妙なコンビネーションで、これまた心地良いことこの上なし
1曲めだけ、ピアノのKevin Haysのミニマルフレーズのうえに、ベースのOrlando Le Flemingがクールにのかってくるという布陣で、ちょっと雰囲気が異なる
3曲めにボーカルがクレジットされているが、本当に入っているのか?というくらい薄くコーラスを入れてるだけ。
ベストは、一番爽やかな6曲めにしましょう
"III" Nir Felder (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CTS93W44/ )
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