"Moondial" Pat Metheny
Pat Methenyの新作は、前作に引き続いてのソロアルバム。
前作は、過去に録り貯めた音源を集めたもので、その紹介は以下の通り。
"Dream Box" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/500184727.html )
その前が、Side-Eyeのセッションで、2023年夏まではこのツアーが続いていたようだが、現状はDream Box絡みから本作も加えたソロコンサートで世界中を廻っている模様。
本作は、特注のナイロン弦バリトン・ギターを使用し、このギターにインスパイアを受け制作された珠玉の楽曲を演奏した作品とのこと。
しかし、本作は国内盤はリリースされず、しかも輸入盤の値段が高いという、入手難易度は相当高い。
これはPat Methenyの人気度合いから言ってかなり異例だと思うが、大人の事情というのはよく判らん
本作はソロです。
Pat Metheny(G)
演奏曲は、オリジナルに加え、Chick Corea(3), Beatles(4)などを含んだ全部で13曲
1. MoonDial
2. La Crosse
3. You?re Everything
4. Here, There and Everywhere
5. We Can?t See It, But It?s There
6. Falcon Love
7. Everything Happens To Me / Somewhere
8. Londonderry Air
9. This Belongs To You
10. Sh?ga
11. My Love And I
12. Angel Eyes
13. MoonDial (epilogue)
主旋律の味わい深い心地良さはもとより、全体でのノリの良さというか、溜めも含めたテンポ感の気持ち良さというか、絶妙な表現が見事過ぎ。
さらに低音のしっかりと主張していながら過剰とは感じない質と量のバランスが心地良さも絶妙
これまでのPat Methenyのギターソロアルバムも相当なクオリティの高さを感じさせていたと思うが、本作はそれ以上のクオリティの高さを感じさせる。
滋味深く、味わい濃く、それでいて躍動的なギターをたっぷりと楽しむことができました。凄い
この作品は、おおくを語る必要ないでしょう。素晴らしいのひと言。
ベストは10曲めにします。
"Moondial" Pat Metheny (https://www.amazon.co.jp/dp/B0CYFJDBJ1/ )
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