"Action" David Binney

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David Binneyは2022年に立て続けに2枚のアルバムがリリースされ、本作はその2年後の新作ということになります。
前2作の紹介は以下の通り。

この2作はカルテット以上の編成でのアルバムだったが、本作はシンプルにトリオになっている。
とはいえ、シンセサイザが入るので音の厚みは...。
David Binney(Sax,Syn)、Pera Krstajic(B)、Louis Cole(Ds)

演奏曲は、Pera Krstajic(10), Louis Cole(7)が各1曲、他はDavid Binneyのオリジナルで全部で13曲
1.Action
2.Medium Power
3.Power (Band Version)
4.When Love Goes
5.Transition To
6.For My Friends
7.Outer Moat
8.Birth
9.Ritual
10.Leaving
11.Aliso 2023
12.Transition Two
13.One Version of a Journey 1

16ビート32ビートの速くて格好良いリズムに、フリー濃度濃いめのサックスが暴れ回るというのが基本的な構図
David Binneyは、サックスだけでなく多重録音含めキーボードを演奏しているようで、タイトなリズムにキーボードの電気なサウンドがのり、より厚みのあるサウンドを作り出している。
もっともDavid Binneyの神髄はサックスにあり、その尖がったサウンドが主役なのは間違いのないところ。
とはいえ、目立つのはリズムで、Louis Coleの高速で叩きまくる乾系でタイトなドラムと、シンセベースが多いと思われるが跳ねるような低音のPera Krstajicのベースが際立ったもの。
たぶんブレイクビーツとかテクノの括りに入るものになると思うが、これが格好良いことこの上なし。
6曲めで女性ボーカルが入るが、これはコーラス的なもので、とくにアルバム内で浮いている感じはない

ベストは 2曲め

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