"TrioII: 2" Marty Holoubek
オーストラリア出身で現在は活動の拠点を東京においているMarty Holoubekの3作めのリーダーアルバム。
リーダーアルバムは2つのトリオでそれぞれ1作ずつ出ており、
Trio Iは、James Bowers, 石若駿とのピアノトリオ
Trio IIは、井上銘, 石若駿
本作は、Trio IIのほうの新作で、タイトルはそういう意味では実にシンプルw
参加作も多く、大半は石若関連のアルバムのようだが、自blogでも多数紹介している。
David Bryantのリーダー作
"Higher Intelligence" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/493406902.html )
"COAT OF ARMS" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/502479781.html )
栗林すみれのリーダー作
"Live At Dede Studio Tokyo" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/483815668.html )
メンツはTrio IIの不変的メンバーということで以下の通り
Marty Holoubek(B)、井上銘(G)、石若駿(Ds)
演奏曲は、Marty Holoubekが4曲、石若駿が3曲のオリジナルで全部で7曲。
1.Omaru
2.Uncle Izu
3.Shizuru
4.Maritta
5.Campfire
6.Beki
7.Misery Likes Company
16ビート多めの非4ビート曲が大半を占める。
さすがにベーシストがリーダーなだけに、普通のギタートリオとは異なりフロントをギターとベースが半々くらいに担っている。
4曲めだけがスローテンポの曲で、この曲は、冒頭ギターが前面に出て印象的なイントロからテーマを聴かせ、その直後にエモーショナルなベースソロになだれ込むところが萌える
さらに最後の曲では口笛が入るが、これは誰が吹いているのか..
Marty Holoubekはエレベだけを使っていると思うが、フロントでのソロでもバッキングでもメロディアスで速いフレーズをこれでもかと繰り出してくる
さすがにリーダーらしく、派手な振る舞い多めだが、これが実に格好良い
井上銘のギターは、オーソドックスなプレイから、粗い音、速いフレーズを駆使したサウンドまで、バックに回ってもフロントを食わない程度のところで自己主張をしっかり見せてくる
そして、複雑なパターンで強力な推進力わ発揮する石若のドラムは、ここでも絶大なパワーを発散しまくっている
ベストは 2曲めにしましょう
"TrioII: 2" Marty Holoubek (https://www.amazon.co.jp/dp/B0D9BDMSHR/ )
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